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From;西村剛
18日の日本株市場は上昇しました。
日経平均株価は前日比0.4%プラスの22794円19銭、マザーズ指数は前日比1.7%プラスの1049.80ポイントとなりました。
7月初旬の悲観的な相場から一転して、上昇が続く現在の相場。これからの相場展開について、私なりに考えてみました。
円安進行、米株上昇が追い風
やはり、一番の要因は、米ドル為替の円安進行でしょう。米ドル為替は1ドル113円台に突入し、円安が継続しています。日本株市場の6割が輸出関連株であることから、輸出関連株を中心に株価上昇が続いています。輸出関連株の割合が大きい日経平均株価は大きく上昇しています。そして、日経平均株価の急反発を受けて、東証マザーズ指数もそれに連動する形で上昇しています。
パウエルFRB議長が「段階的な利上げの継続が最も適切」と発言したことで、ドル買いが続いており、米ドル為替のトレンドが円安傾向に傾いています。トレンドは当面継続する可能性が高く、日本株市場の後押しとなる期待が持てそうです。
また、米国株式市場が堅調に推移していることも、追い風です。
NYダウ指数は、上場来高値更新までには当面時間がかかりそうですが、ナスダック指数が高値を更新したことで、少なくとも米国の投資家心理は改善している可能性が高いです。 このまま米国株の上昇トレンドが継続すれば、米国の機関投資家の買い意欲が海外株にも波及し、日本株にも良い影響が出てくるのではないでしょうか。
2万3000円を突破できるか!?
為替と米国株式市場の追い風を受けて、日本株市場は上昇を継続していますが、トレンドが再度上昇トレンドに戻るかどうかは、日経平均株価が5月の高値である23050円39銭を超えてくるかだと考えています。
日経平均株価は、5月21日と6月12日に2万3000円にタッチしたものの、すぐに利益確定売りに押され、調整しています。今回の上昇が2万3000円の突破を目指した3度目の挑戦であり、23050円39銭を超えられれば、再度日本株市場は上昇トレンドに復帰する期待が持てるでしょう。
外国人投資家の動向次第
その鍵となるのは、やはり「外国人投資家」でしょう。
東証が公開している投資主体別売買動向を確認すると、6月3週から7月1週目にかけて、外国人投資家は日本株を売り越ししています。これが、6月の株価下落の大きな要因のひとつになっています。そして、これから日本株市場が上昇するか否かも、この外国人投資家が買い越しするかどうか次第と言えるでしょう。
米国株式市場が堅調に推移していることから、外国人投資家の投資家心理も改善傾向にあることを考慮すると、直近は買い越しに転じている可能性がありそうです。東証は、投資主体別売買動向を毎週第4営業日の午後3時に公表しています。今週は第4営業日が20日ですので、ぜひ、20日になったら投資主体別売買動向を確認して、外国人投資家の動きをチェックすると良いでしょう。
もし、買い越ししている場合には、再度上昇トレンドに突入するシナリオも考慮した投資行動を行う必要があるでしょう。現在のタイミングは、再度調整するか、上昇トレンドに復帰するかの、重要な岐路に立っている状況です。ここ数営業日はトレンドの行く末を占う、重要な時期と言えるでしょう。
そのような状況下で私たちが出来ることは、下落トレンドと上昇トレンドのどちらのシナリオが来ても対応できるように事前に準備することだけです。
上昇相場に強い順張り戦略と、下落相場に強い逆張り戦略について、今一度ルールのチェックを行いましょう。動き始めてから、投資戦略を準備するのでは、手遅れです。ぜひ、今のうちから準備を進めておいてくださいね。
―西村剛
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