値上がり益に期待！10月の優待銘柄

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From；檜山裕司

毎度野球の話で恐縮ですが、甲子園もいよいよ準決勝と、決勝を残すのみとなりました。やはり、得点力があるからこそ勝ち残ってきたチームと言えますが、ここまで昇りつめてきた強いチームは、その得点力だけでなく、守る力も印象的です。

数年前、開成高校の野球部の話で「弱くても勝てます」という本がありました。その中で、負け続けの弱小チームが、とにかく一回でも勝つためにとった究極的な作戦が、守りは捨てるという選択でした。進学校として限られた時間で強くなるならば、守備の練習は諦め、ひたすらに攻撃に専念するといった話だったと思います。そして、実際に開成高校は、勝つことはできました。しかし、勝ち続けるということは出来ませんでした。

やはり、どんなに大きな得点を上げても、それ以上に失点をしてしまっては、元も子もありません。積み上げた得点が、小さいものであったとしても、しっかりとそれを守ることができれば、それは結果として勝ちになります。

もちろん、大きく得点し、失点を少なくというのが理想的ですが、強豪ひしめく甲子園では、地区大会と違って、さすがに思ったとおりには行かないものです。そうした中、甲子園常連校と言われ勝ち残っているチームは、やはり守備力が違うなと思います。

少ないチャンスでも確実に得点し、危ういピンチでも失点を最小限に抑えることが、勝ち残る秘訣なのだなと思います。