相場の天井圏で有効な戦略は？

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From;西村剛

「相場の天井圏で有効な戦略は何か？」

最近この研究に取り組んでいます。

なぜこの研究に取り組んでいるかと言うと、私は「2013年から続いたアベノミクス相場が終わったのではないか」と考えているからなのです。

アベノミクス相場が終わったとするのならば、今はまさに長期相場の天井圏にあるのではないでしょうか。ですので、相場の天井圏で有効な戦略が見つかれば、すなわち、今の相場で成績が良いのではないかと考えたからです。

ただ「相場の天井圏で有効な戦略は何か？」といっても、相場の天井圏をどのように定義付けるのが妥当か、今まさに試行錯誤しているところなのですが、そのヒントが「シグナル数フィルター」にあるのではないかと考えています。

ヒントはシグナル数フィルター！？

相場の天井圏において、様々なシグナル数フィルターの数値がどのような値になるのかを調べることで、相場の天井圏を定義する方法が見つかるのではないかと考えています。

相場の天井圏で

・５％以上上昇している銘柄数はいくつあるのか

・株価位置80%以上の銘柄数はいくつあるのか

・ボリンジャーバンドの2σ以上の銘柄がいくつあるのか

このような値を調べることによって相場の天井圏を定義する方法が見つかるのではないかと考えているのです。

うまく定義する方法が見つかり、相場の天井圏が分かれば、一気にポジションを手仕舞ったり、上昇相場に強い順張り戦略から株価が下がれば利益を得やすい空売り中心の戦略にシフトしたり、これまでにない新しい戦略が生まれるはずです。

まだ私自身試行錯誤している段階なので、明確にこれといった方法は見つかっていないのですが、うまくいったら9月30日のシステムトレーダーズ・ミーティングで紹介するつもりです。

私が久しぶりに講演しますので、ぜひたくさんの方に参加していただければと思います！

―西村剛

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西村剛

Yahoo!ファイナンス株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事（過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある）システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。