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From;西村剛
前日(8/28)の日経平均株価は、小幅上昇しました。
28日の日経平均株価は前日比0.06%プラスの22813円47銭、東証マザーズ指数は前日比0.4%マイナスの1020.18ポイントとなりました。
少し日本株市場の風向きが変わってきたような雰囲気が出ています。
米国株過去最高値更新
前夜の米国市場で、S&P500指数やナスダック指数が過去最高値を更新したことを好感し、日経平均株価も一時23000円台を回復しました。しかし、後場に入ると、心理的節目の2万3000円を前に利益確定売りが出て、上げ幅は縮小し、小幅高にとどまりました。
注目したいのは、やはり「米国株の過去最高値を更新」でしょう。
S&P500指数やナスダック指数が過去最高値を更新は、システムトレードの戦略で言うと「高値ブレイクアウト」です。過去最高値を更新するということは、これまで株を買った全ての人が利益を挙げている状態を指します。
このような環境下では、売りよりも買いの比率が高くなる傾向が強く、投資家心理が一気に楽観ムードに変化する可能性が高いです。少なくとも、米国株に関しては、上昇トレンドが継続していると考えてよいでしょう。
厚い上値抵抗線
そんな米国株の流れに乗って日本株市場も再度上昇トレンドに戻りたいとことですが、日本株については、もう少し時間がかかりそうだと考えています。
私は、2万3000円を明確にブレイクアウトするまでは、日本株市場が再度上昇トレンドに戻ったとは判断しきれないと考えています。そこで、ポイントとなるのが、5月につけた高値「23050円39銭」です。ここを超えてくるかどうかが、再度上昇トレンドに復帰したかどうかの判断材料になるでしょう。
ただし、日経平均株価は、ここ半年の間に3回に渡り2万3000円にチャレンジしました。しかし、すべて2万3000円を前に失速しており、厚い上値抵抗線が形成されています。当然、2万3000円を前に利益確定売りがとても出やすいことから、過度の楽観視は禁物でしょう。
一方で、それだけ厚い上値抵抗線だけに、仮にブレイクアウトした場合には、日本株市場は再度強い上昇トレンドに戻る可能性が高いです。1月につけた年初来高値「24129円34銭」の更新も視野に入って来るでしょう。
そういった意味では、これから数日間の日本株市場は、今後数ヶ月間のトレンドを占う上で非常に重要な転換点となる可能性が高く、目が離せない相場と言えるでしょう。
このような局面では、私たちシステムトレーダーが行うべきことは、ブレイクアウトしても、失速しても、どちらの相場がきても対応できるように準備を進めることだけです。
日本株が高値を更新してきたときには、「順張り戦略」が機能し、利益となる期待が持てます。そして、失速した場合には、「逆張り戦略」や「押し目買い戦略」が機能します。私たちシステムトレーダーは、相場の行く末を当てる必要は全くありません。どちらの相場がきても、慌てふためくことなく、利益が期待できる売買ルールに沿って忠実にトレードを継続していくだけです。
いつもお伝えしている通りですが、今のうちにしっかりと準備し、大きな相場の変動に備えましょう!
―西村剛
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