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From;西村剛
9月には入り、気温が徐々に下がってきており、少しずつ秋を感じるようになってきました。
8月の株式市場は波乱の1ヶ月でした。
米中の貿易摩擦の再燃やトルコリラの急落など悪材料が噴出したものの、米国株式市場が好調に推移したことで、 直近の株式市場はようやく落ち着きを取り戻したように見えます。
果たして、日本株市場は、好調な流れのまま9月を通り過ぎることができるのか?
本日は私なりに9月の株式市場の傾向について考えてみました。
9月の株式市場の傾向
まずは、9月の株式市場の過去の傾向から確認してみましょう。
9月初旬に全上場銘柄を購入し、9月末に手仕舞いした場合について、シミュレーションした過去28年の市場全体の相場の傾向が以下の通りです。
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【9月の株式市場の傾向】
勝率: 39.39 %
平均損益(率): -1.92 %
平均利益(率): 7.59 %
平均損失(率): -8.19 %
プロフィットファクター: 0.602
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上記のように、9月の株式市場は下がりやすい傾向があります。
9月初旬は8月の夏枯れ相場の流れを引き継ぎ、低調な商いが続く傾向が強く、軟調な相場展開となりやすいです。また、中旬から月末にかけては、3月決算企業が中間決算を控えていることから、保有している株式を売却する動きが出やすい傾向が見られます。
このような理由から、実は、9月相場は、8月に次いで2番目に株価が上がりにくい月となっています。よって、トレードに臨む場合には、基本的な傾向として、「9月は株価が下がりやすい月」であるということを意識されることをオススメします。過度にリスクをとらないように、慎重な投資姿勢を崩さずに行動したほうが、不用意な損失を被るリスクを回避できるでしょう。
以上が、基本的な9月相場の傾向です。
次に、2018年特有のイベントを考慮した9月の傾向について考えてみます。
9月の重要イベント
なんといっても2018年9月の重要イベントと言えば、「自民党総裁選挙」でしょう。
「安倍VS石破」という構図が確定し、最近はニュースで取り上げられることも徐々に多くなっています。ただし、自民党総裁選挙の内容自体は、今のところ安倍総理の再任が濃厚であり、それ自体には特にサプライズはないと思います。
重要なのは、安倍氏の再選ではなく、3期目の突入による「組閣人事」や「新政策の発表」でしょう。想定していない内容が出てくれば、株式市場にとってプラスの材料になる可能性はあるでしょう。
総裁選投開票のある9月後半は、そういったサプライズがあれば、いい方向に株価が大きく動くかもしれません。5月以降、日経平均株価は21500-23000のレンジ相場を形成していますが、このレンジ相場を上にブレイクアウトする期待も持てそうです。
ただし、裏を返すと、それ以外に大きな材料が見当たらず、今年の9月相場は重要イベントが見当たりません。よって、2018年9月相場は、ほぼ過去の傾向と似て、ボックス圏で推移する可能性が高そうです。日経平均株価も先ほどお伝えした21500-23000のレンジの範囲内に納まると想定しています。9月初旬がレンジ相場の高値圏付近ですので、9月末時点では少し下がっているのではないかと私は考えています。
これは、あくまでも私の想定であり、もちろん株価が予想通り動くかどうかは分かりません。しかし、少しでもこのように相場の展開をイメージしておくことで、相場が動き始めたときでも、平常心でトレードに臨むことが出来るのではないでしょうか。
相場展開の予想が当たるか当たらないかではなく、さまざまな相場想定を行い、どのような相場展開がきても良いように、対策を進めることが重要です。皆さんも、ぜひさまざまな相場想定を行い、そのとき自分がどのように投資行動を行うかを、イメージしてみてください。
これを行うか行わないかで、あなたの投資成果は大きく異なるでしょう。ぜひ、私の相場予想も参考にしながら、9月の投資戦略を練ってみてくださいね。
ー西村剛
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