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From;西村剛
今週(9/3~)の日経平均株価は、6営業日連続で株価下落となりました。
米中の貿易摩擦が再燃していることや、関西の台風被害や北海道地震の影響が重なり、売りが出やすい地合いが続きました。2万3000円の突破が目前であっただけに、少し気を落とされた方もいるかもしれません。
しかし、私はそこまで現在の相場を悲観的には考えていません。
なぜなら・・・
日経平均株価は、5月以降2万2000円から2万3000円のボックス圏で推移しています。
ボックス相場では狭い範囲で株価が推移することからトレンドが出にくく、システムトレードにおいてもなかなかシグナルが発生しづらかったり、発生しても約定しなかったりするなどの、もどかしい展開になることが多いです。
年末にかけて大きなトレードチャンス!?
まさに今そのような状況に陥り悩んでいる方も多いかもしれませんが、私は逆にこれから年末にかけて大きなトレードチャンスが来るのではないかと考えています。というのも、日本株市場の1年の傾向を確認すると、12月から4月にかけて株価が上がりやすく、7月から11月にかけて株価が下がりやすい傾向が見られます。
今年もほぼ傾向どおりの展開となっており、11月までは今のようなボックス圏で推移するかもしれませんが、12月から1月にかけては株価が上がるのではないかと考えているからです。 特に今年については、年後半に日米で政治的な動きが活発化します。9月末には自民党総裁選が控えていることや、11月には米国の中間選挙が行われます。
年末相場に備えて、、、
選挙時には、有権者に耳さわりの良い政策が公約に盛り込まれやすく、株式市場が上がりやすい傾向があります。これらの選挙をきっかけに、株式市場が動き出し、12月、1月と強い相場が始まる可能性があると考えているのです。 ですので、今は力を蓄えながら、年末相場に備えてしっかりと準備しておくことが大切なのではないかと考えています。
具体的には・・・・
・年末に活躍しそうな新興株の順張り戦略
・上昇局面でシグナルが出やすい空売りスイング戦略
・上昇局面での短期的な下落を捉える押し目買い戦略
を中心に売買ルールに磨きをかけておけば良い結果に繋がるのではないでしょうか。
いずれにせよ、直近のようにシグナルが出にくいという状況はトレードするのに有利ではないというシグナルです。このようなタイミングでは無理にトレードを行うのではなく、近い将来に備えてしっかりと準備しておくことが大事です。
2ヶ月、3ヶ月先の相場を見据えて、焦らず準備を進めておいてくださいね。
―西村剛
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