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From;西村剛
早いもので今日から12月ですね。今年も残すところあと1ヶ月となりました。
直近の株式市場は暴落の危険性は回避できたものの、方向性が定まらないフラフラした相場が続いています。
12月は他の月と異なり、個人投資家の税金対策の動きが出たり、サラリーマンのボーナス月であったり、機関投資家が年末に向けてポジションを調整する月であったり、さまざまなイベントが起こる月であり、それゆえに、特殊な動きをする月なのです。
本日は私なりに12月の株式市場の傾向について分析してみました。
12月の傾向は、、、
12月相場を考えるにあたって、まずはじめに12月は統計的にみてどのような月なのかをしっかりと押えておくことが重要です。
12月初旬に全上場銘柄を購入し、12月末に手仕舞いした場合について、シミュレーションした過去28年の市場全体の相場の傾向が以下の通りです。
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【12月の株式市場の傾向】
勝率:54.33%
平均損益:1.14%
平均利益:8.40%
平均損失:-7.43%
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となっており、12月は上昇しやすい傾向があることが確認できます。
年末年始は、例年お祭りムードになりやすく、株価が上がりやすい傾向があるのです。
12月の注意点
ただし、月全体として上がりやすい傾向はあるものの、一点だけ注意しなければならないことがあります。
それは、12月相場は、月前半と月後半で全く異なる動きをしやすい月であるということです。月全体では上がりやすい傾向があるものの、月前半は株価がとても下がりやすい傾向があり、その反対に月後半はとても上がりやすい傾向があると言うことです。
12月前半は、個人投資家が節税対策から、保有株式を売却する動きが出やすいことや、機関投資家が年末年始の長期休暇を前に、ポジションを手仕舞いする動きが出やすいことで、株価は下がりやすい傾向があるのです。
特に2018年に限って言えば、12月19日にソフトバンクが上場することから、それまでは上場に伴う換金売りが出やすいことから、需給面では売られやすい地合いが続く可能性が高いでしょう。
よって、12月前半は下がりやすいことを念頭に投資戦略を考えていく必要があるでしょう。
その一方で、月後半(クリスマス後)あたりからは、個人投資家の節税売りが一巡し、買いが活発に入りやすい時期となります。12月後半は機関投資家が順次休みに入ることから、個人投資家が売買の主体となる時期です。
よって、個人投資家が好んで売買する新興株の成績が特に良好です。
このような傾向をもとに投資戦略を考えると、12月中旬に新興株を買い付けし、年末年始あたりに売却する戦略が有効と言えそうですね。
また、12月は約20社のIPOが予定されています。12月は1年のうちでIPOがもっとも多い月であり、IPOの数が多いがゆえに、人気のある銘柄の初値が低くなりやすい傾向が見られます。
今年は特にソフトバンクの上場があり、予想以上に他の銘柄に資金が集まらない可能性もあり、そういった業績好調で初値が低い銘柄をセカンダリーで狙う戦略もあり得るでしょう。
いずれにせよ今年1年をパフォーマンスを決める12月。
利益をあげるチャンスはたくさんあると思いますのでぜひ注目しておいてください。
―西村剛
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