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From;西村剛
最近システムトレードの研究を進める中で、
ある指標の有効性の高いことが分かってきました。
この指標は、みなさんが馴染み深い指標でもあるのですが、
なかなかこれを売買ルールの改良に使うことは少なかったかも知れません。
その、〇〇とは・・・?
最近私が研究を進めているのが、「売買代金」や「出来高」です。
「えっ!?そんな簡単な指標?」と驚かれたかもしれません。
でも、これを詳しく研究すればするほど、面白いことが分かってきたのです。
相場で大きなトレンドが発生するときに、
必ず大きくなるのが、売買代金や出来高の増加です。
売買代金や出来高は言わば投資家の注目度を表しており、
トレンドが大きければ大きいほど売買代金や出来高は増加します。
逆に、投資家の注目度が低くなるほど、売買代金や出来高は小さくなります。
よって、株価が上昇したときに売買代金も一緒に増加していれば、
大きなトレンドを形成しやすく、
逆に株価が上昇しても売買代金が増加していなければ、
それはダマシであり、トレンドは小さいもので終わる傾向にあります。
「売買代金・出来高」と「株価の動き」には非常に密接な関係があり、
売買代金や出来高の増減は、大きなトレンドを掴むうえで重要な指標なのですが、
意外にも、システムトレードの分野では、
あまり研究が進んでいないように思います。
今、詳しく研究している途中段階ではありますが、
これらの指標を活用することで、幅広い戦略に有効であることが分かってきました。
詳しい改良方法については公開はできませんが、
今あなたが使っている売買ルールに
ボリュームレシオ等の売買代金や出来高の増減に関する条件式を加えると、
大きく成績が改善するかもしれません。
ぜひ試してみてください。
―西村剛
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