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From;西村剛
17日の日本株市場は上昇しました。
日経平均株価は前日比0.25%プラスの22277円97銭、
マザーズ指数は前日比1.2%プラスの943.68ポイントとなりました。
為替が1ドル112円台をつけたことや、
前日の米国株が上昇したことを受け日本株も堅調に推移しました。
日本株は崩れそうでくずれない展開が続いています。
テクニカル指標で見ても25日移動平均線、75日移動平均線が上向き始め、
日経平均株価は12月に付けた22698円を伺う流れとなっています。
個人的には今の相場は行き過ぎでどこかで崩れるだろうと考えていますが、
私の相場観に反して株価が上がり続ける状況になる可能性についても考えておいたほうが良いでしょう。
ここから大きく上がる要因は?
まず日本株がここから更に大きく上がる要因として考えられるのが、
「消費税増税の延期」です。
10月の消費税増税はすでに規定路線であり、消費税増税の延期の可能性はほとんどないと考えているのですが、
政局がらみで万が一消費税増税が延期されれば日本株にとって大きなプラスになるでしょう。
今の日本株は消費税増税が行なわれるのが前提として、
消費税増税後の景気悪化も織り込んでいる相場だと考えています。
消費税増税の延期が発表されれば大きなサプライズとなり、
外国人投資家が更に日本株を買ってくる状況になってもおかしくはないでしょう。
もうひとつが、
「米国ダウ指数の高値更新」です。
米国ダウ指数は昨年10月に26951ドルをつけたあと、
米中貿易摩擦懸念から21712ドルまで下落、その後反発局面に入っています。
12月の暴落でいったん上昇トレンドが終わったと考えられていた米国ダウ指数が再度高値を更新してきた場合、
投資家心理が再度楽観的になり、日本株も買われるのではないかと考えています。
ここから更に日本株が大きく上がるとすればこのふたつの要因ではないでしょうか。
直近における日本株の上昇は、「米国ダウ指数の高値更新期待」なのではないでしょうか。
いずれにせよ今のタイミングはまだ様子見が妥当でしょう。
しかしながら株価が更に上がっても暴落してもうまく乗り切れるように
しっかりと準備しておく必要はあります。
ぜひ今のタイミングでしっかりと次のトレンド変換に備えておいてくださいね。
―西村剛
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