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From;西村剛
米中貿易摩擦懸念から日本株の下落が続いています。
日経平均株価は前日比0.93%マイナスの21402円13銭、
マザーズ指数は前日比2.73%マイナスの914.59ポイントとなっています。
日経平均株価が大きく下落するなか、株価を保っていたマザーズ指数が下落し始めたことで、
個人投資家の心理も弱気になってくる可能性が出てきました。
今のところ株式市場全体の投資家心理は弱気と言うほどでもないのですが、
このまま日経平均株価が21000円を割れてくれば一気に投資家心理が悲観的になるのではないかと考えています。
というのも日経平均株価が21000円を割れてくれば、75日移動平均線や26週移動平均線といった、
これまで下値支持線として機能していた移動平均線を下抜けしてしまうからです。
移動平均線は言わば、その期間に株を買った投資家の平均値みたいな指標です。
株価が移動平均線を割るということは、その期間に株を買った投資家が含み損に転じることと同じであり、
これまで利益が出ていた株が含み損に転じたとたん、投資家心理が一気に弱気になりやすいのです。
ですのでここから更に株価が下落し、日経平均株価が21000円を下回ったタイミングで、何らかの悪材料が出ると一気に株価が下落する可能性があります。
日経平均株価が21000円を下回るか、
それとも上回って反発するかが
今後の株価のトレンドの境目になるかもしれません。
ぜひ注目しておいてください。
―西村剛
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西村 剛



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