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From;西村剛
日経平均株価が節目となっていた21000円の大台を割り込みました。
30日の日経平均株価は前日比0.29%マイナスの20942円53銭、
マザーズ指数は前日比904.59ポイントとなりました。
前日の米国株式市場が下落したことを受け日本株も下落、
日経平均株価は一時20809円まで下落したものの引けにかけて買い戻される展開となりました。
日経平均株価が節目となっていた21000円を割り込んできました。
21000円の水準は、日足や週足、月足の移動平均線がほぼ重なっている水準で、これまで強い下値抵抗線になっていました。
日経平均株価が21000円を割り、これまでの下値抵抗線を割り込んだことで、株価は下落トレンド入りが濃厚となってきました。
次の下値抵抗線としては節目となる20000円、もしくは60ヶ月移動平均線の19500円が視野に入ってきます。
これらの下値抵抗線と今の株価水準では大きな乖離が生じており、言わば「真空状態」となっています。
「真空状態」では株価が下落しても底打ち感が出ず、ずるずると下がっていく状況が想定できます。
ですので、ここから更に悪材料が出れば一気に株価が急落する可能性があります。
実際30日の新興市場の値動きを見ても、日経平均株価が21000円を割り込んだことを嫌気し、個人投資家の投売りが出始めているように感じています。
現段階ではまだそれほど悲壮感が漂っている状況ではないのですが、日経平均株価の21000円割れが長期化すれば、
投資家心理も一気に悪化し、投売りが出やすい状況になりそうです。
システムトレードにおいても5月の下落で出た逆張りシグナルの手仕舞いが終わり、次の暴落を待っている状態です。
今はあせらず次の暴落に備えしっかりと準備しておきましょう。
ー西村剛
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西村 剛



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