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From;西村剛
日々の相場を見ていると
「ここのところ個人投資家の元気がないなぁ」
あなたもこのように感じているかもしれません。
確かに5月に入り株価は大きく下落しましたが、
依然日経平均株価は21000円を保っているし、
東京オリンピックも控えており、
景気があまり悪化している実感が私自身感じられませんでした。
ただ、明らかに株式市場の売買代金は落ちているし、
株式投資関連のメディアは多々休刊になってるので、
どのくらい落ち込んでいるのかを確認するために、
ネット証券の決算内容を確認したのです。
すると、、、
業界1番手、2番手までは新規サービス等の拡大で増収だったのですが、
3番手以降はかなり苦戦しているのが数字ではっきりしていました。
特に某証券会社が発表している月間の売買代金をみると、
2013年のピークから70%減となっており、
営業収益もピークと比較して約40%減収、大幅な赤字となっていました。
ざっくり考えると、アベノミクスバブルで投資を始めた個人投資家の20%~30%は
すでに退場してしまったかもしれません。
今の状況でこの数字ですから、ここからさらに株価が下がれば
私達個人投資家にとって更に厳しい時代が来る可能性があります。
ただこのような厳しい時代は、一定の周期でやってくることを
長年生き残っている投資家は知っています。
そしてそのような厳しい時代を生き残ってきた投資家は
厳しい時代に通用する投資手法を持ち合わせているのです。
具体的には株価が暴落したタイミングで仕掛ける逆張り戦略や株価が下がると利益が上がる空売り戦略など、
厳しい時代に通用する手法をマスターし生き残ってきたのではないでしょうか。
おそらくアベノミクスバブルが始まった2012年以降に株式投資を始めた方は、
「待っていれば株価は上がるだろう」
と楽観視している方も多いかもしれません。
けれども株価は上がることもあれば、下がることもあるのが真理です。
長年生き残っている投資家はこのことを十分に理解しています。
もし、あなたがいまのような厳しい時代でも生き残っていきたいのであれば、
ぜひ今のうちにしっかりと厳しい時代でこそ活きる逆張り戦略や空売り戦略をマスターして下さい。
きっとここからのトレードの成績に大きな影響を与えると思います。
―西村剛
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西村 剛



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