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From;西村剛
早いもので今年もまもなく8月に突入します。
ようやく梅雨が明け「夏が始まった!」という感じなのですが、
株式市場は相変わらず閑散としています。
果たして8月はどのような相場になるのでしょうか?
まずはしっかりと過去の統計データで傾向を押えておきましょう。
8月の月初に全銘柄を買い、月末付近に手仕舞いをした場合の検証結果は
以下のようになります。
——————————————–
勝率:41.19%
平均損益率 -1.46%
平均利益率 7.89%
平均損失率 -8.07%
——————————————–
過去の統計データでみると、
実は「8月は1年で最も株価が下がりやすい月」なのです。
8月に株価が下がりやすい背景としては、
「お盆休み前に個人投資家や機関投資家の手仕舞いが出やすい」
ことが要因として考えられます。
お盆休みに限らず長期休暇を控えた場合、
その前に手仕舞いが出やすい傾向が見られ、
8月のお盆休み前がその時期に該当するのです。
また7月下旬から8月上旬にかけて企業の第一四半期決算が続々と出てきます。
そのため決算を見てから買おうという買い控えが起こったり、
市場全体の出来高が乏しくなる8月は、決算内容の悪かった企業の株価が必要以上に急落するリスクもあり、
積極的に株を買おうという投資家が出にくい時期となります。
そういった背景から「8月は1年で最も株価が下がりやすい月」だと考えています。
ただ日本株市場全体としては8月は下がりやすい月なのですが、
逆に大きな材料が出た銘柄については、個人投資家の資金が集まり急騰する場合も見られます。
8月は大きな材料が発生した銘柄の株価動向に注目するとよいのではないでしょうか。
このように各月の傾向をしっかりと統計データで押えておくとトレードの成績も明らかに変わると思います。
ぜひしっかりと各月の傾向を押えてトレードに臨んで下さいね。
―西村剛
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