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From;西村剛
日本株が急落しました。
米中の報復関税の応酬により米国ダウ指数が約2.3%下落、
為替も一時1ドル104円台に入ったことを受け日本株も大きく下落、
日経平均株価は前日比2.17%マイナスの20261円04銭、
マザーズ指数は前日比1.7%マイナスの864.63ポイントとなりました。
日経平均株価は6日につけた直近安値20110円76銭は上回ったものの、
20000円割れが現実味を帯びてきました。
マザーズ指数も下落トレンドが継続しており投資家心理はかなり悪化している状況です。
このタイミングで更に悪材料が出れば、日本株は一気に暴落する可能性が出てきました。
日経平均株価の下値の目安としては60ヶ月移動平均線の19700円がひとつの目安として考えられますが、
この水準を割り込んでしまうと一時的に19000円割れの可能性まであります。
マザーズ指数に関してはテクニカル指標ではすでにめぼしい下値支持線がないため、
暴落が起これば今の水準より13%ほど下落してもおかしくはないでしょう。
かなりの下落幅がありそうで新興株は要注意です。
私が日々監視している暴落銘柄数は26日時点で2銘柄となっており、
まだ暴落の初期段階だということが伺えます。
ただ暴落銘柄予備軍として私が考えている、
終値と25日移動平均線との乖離率のマイナス幅が大きい銘柄数は
マイナス25%以下が15銘柄、
マイナス20%以下が33銘柄、
マイナス15%以下が138銘柄となっており、
株式市場全体があと10%下がればようやく底打ち感が出そうなレベルと言えます。
株価が下落したからとはいえ今はまだ暴落の初期段階であり、
今のタイミングで慌てて買うのではなく、
市場全体の暴落が起こったタイミングまで待つのが得策でしょう。
このような状況で今しっかりとやっておきたいのが
「逆張り戦略」の改良です。
「逆張り戦略」は株価が大きく下落したタイミングで買い付け、
短期的なリバウンド局面で手仕舞う戦略です。
出来ることならば逆張り戦略ひとつだけでなく、
複数の逆張り戦略で運用したほうが効果が高いです。
ぜひしっかりと今のタイミングであなたの逆張り戦略を見直し
必要であればしっかりと改良を施して下さい。
次の暴落で一気にその効果が出ると思います。
しっかりと準備し「次の暴落」に備えましょう。
―西村剛
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