必見!私の年末年始の相場観



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from;西村剛

 

早いもので2日から12月相場のスタートです。

 

日本の株式市場をざっくり2つの時期に分けて考えると

7月から11月は株価が下がりやすく、
12月から6月は株価が上がりやすい

といった傾向が見られます。

 

ですので統計的にいうと12月は株価が上がりやすい月になるのですが、

「足もとの世界情勢を考えると西村さんはどのように12月相場を考えていますか?」

このような質問を数多くいただきました。

 

そこで当たるか外れるかは分かりませんが(汗)
年末年始の相場観についてお伝えしたいと思います。

単刀直入に言って
年末相場が上がるか?下がるか?

については、個人的には

 

「上がるのではないか」と考えています。

 

その理由はいろいろありますが、

一番の理由は

・米国株が上場来高値を更新している

からです。

 

 

米国株は言わば世界の株式市場の中心で、最も多くの投資家が参加している市場でしょう。
その米国株が上場来高値を更新しているという事実は、何より一番の強い材料となります。

 

米国株が強い以上、日本株が大きく下がる可能性は小さいでしょう。

ここからのポイントは

肝心の米国株が下がる可能性はあるのか?

ということです。

 

その可能性については短期的にはあり得るが、
中期的には今の上昇トレンドを維持しそうだと考えています。

その一番の理由が、「世界的な金融緩和」です。

 

 

世界を見渡すと米中貿易摩擦懸念やイギリスのEU離脱問題など
世界経済は依然大きな問題を抱えています。

その一方で世界の株価指標をみると米国ダウ指数をはじめ、
ドイツのDAX指数、フランスのCAC指数、そして日経平均株価が年初来高値を更新しています。

世界経済でみると大きな懸念材料があるにもかかわらず
なぜ株価は年初来高値を更新しているのか?

この答えが「世界的な金融緩和」なのです。

 

先ほどお話したように世界経済は「米中貿易摩擦懸念」と
「イギリスのEU離脱問題」という大きな問題を抱えています。

世界経済は足もとの景気は良好なのですが「米中貿易摩擦懸念」と
「イギリスのEU離脱問題」といった大きな問題を抱えているため、

「今は景気が良くても将来悪くなるリスクがある」という見方が強く、
景気が良いにも関わらず金利を引き上げられない状況が続いています。

そのため世界的な低金利が続いており、
行き場を失った投機マネーが株式市場に流れ込んでいるのです。

その結果が今の世界的な株高に
つながっているのだと私は考えています。

 

この世界的な金融緩和の流れは少なくとも当面は続きそうです。

ですので今の世界的な株高はの流れは当分続くのではないかと考えています。

 

もちろん短期的には米中首脳の発言等で一時的な下落はありますが、
少なくとも2020年の4月頃までは上昇トレンドが続くのではないかと考えているのです。

もちろん実際に上がるかどうかはわかりませんが、
このように今の環境はかなり良好だと考えています。

日経平均株価も12月も中旬くらいまでは今のようなもみ合いの相場が続きそうですが、
下旬からは一気に強気モードになるかもしれません。

実際にそうなっても大丈夫なように
ぜひ今のうちから準備しておいてくださいね。

 

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。