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From；平山修司
東京の自宅より、、、
システムトレードもいいのですが、
「実は・・・
平山さんのようにファンダメンタルズ分析を
話してくれる人を探していました！」
という、嬉しい話をちょくちょくいただきます。
ありがとうございます＾＾スゴく嬉しいですね。
今は、システムトレーダーの方でも、
かつては、ファンダメンタルズの人もいたでしょうから、
案外興味深いのかもしれませんね。
もしくは、今までシステムトレードしかしていないので、
ファンダメンタルズも少し興味があるな～という方もいるのかもしれませんね。
そんなこんなで、
今回は、まだ銘柄分析を本格的にしたことのない方に向け
私が経験したことをお伝えしたいと思います。
銘柄分析をしたことがある方にとっては、
基本的な内容を復習することになるかもしれませんが、
私がこのような話をする機会も少ないので、
ぜひ、お付き合いくださいませ。
さて、まだ銘柄分析を本格的にしたことがない方に
私がオススメするのが、、、
「外食企業の分析」
です。
私は、これをオススメしています。
その理由ですが「3つ」あります。
ちなみに、3つ全てをお話しすると、ちょ～っと長くなりすぎますので、
今回は、1つだけでご了承ください（笑）
では、その「外食企業の分析」をオススメする
3つの理由のうちの1つ目ですが・・・
それは、
【親しみがあり、分析しやすい】
からです。
当たり前のような話ですが、
これ非常に重要です。
私が本格的に企業分析を始めたのは、
確か2001年頃でした。
その頃は、北海道を中心に展開していた
「とある居酒屋」が上場し、「この企業は伸びるのでは？」
と思ったことが分析を始めたきっかけでした。
ちなみに、その企業は「そばサラダ」など、
そばを中心にメニューに加えた、和風居酒屋を展開していた会社でした。
ただ、残念ながらその企業は、現在上場廃止です・・・。
その企業は、たくさんいろいろな場所に出店していましたので、
ご存じの方も多いかと思います。
そして、その「とある居酒屋」の分析をして
私が今まで分析していた
大手電機メーカーよりも、「とても分析しやすい！」ということに気が付きました。
その大手電機メーカーは、
電気製品だけでなく、金融事業や映画、
半導体といろいろな事業を手掛けていました。
このような企業を専門用語で「コングロマリット」と言います。
日本語で言うと「多角化戦略」です。
だから、多角化している分、
同じ1社にも関わらず、何社も分析するような手間や労力がかかったのです。
だって、各事業を分析しなと、
1銘柄として分析が完了しないわけですからね。
もちろん、その頃の私には
そこまでの知識もないので、本当に大変な作業でした。
投資初心者の私には当然、
そのような多くの事業の分析をすることはできず
本当に苦労しました。
結局、私はそのとき、、、
まさに、今では「絶対にやってはいけません！」という方法…
その企業のイメージで、
「なんとなくこれからも事業が拡大しそう」だと思い、投資してしまったのです。
そして、その投資は上手くいかなかったのです。
これは、今でも忘れない苦い思い出です。
ただ、今では信じられませんよね。
なぜ「何となく…」で、自分の大切な資金を投入してしまったか・・・
一方、「とある居酒屋」は
3つくらいの業態の居酒屋を展開していたものの、
売上と利益の多くが主力の居酒屋で占められていました。
だから、居酒屋の業態を分析するだけで、
その企業の大半を分析することができたのです。
しかも、、、
居酒屋ですと、飲物や食事、
そしてサービスを目の前で提供してもらっているだけに
分析する側としても、何かをメリットが多いのです。
そもそも、親しみも感じますし、
日頃から色々な居酒屋を利用しているだけに、
比較がしやすいのです。
だから、総合的に見て、分析がしやすいのです。
例えば、
「他の居酒屋よりも価格が安い」
「価格は高いけど、そこでしか飲食できないメニューがある」
「サービスが最高」
「雰囲気がおしゃれ」
こんな普通に感じることでも十分なのです。
だって、企業の利益は最終的には、
お客様からしか出てきませんからね。
そう考えれば、あなたが実際に触れてみて感じたことは
分析として、全て正解なのです。
そして、触れて感じたものは、
競合他社と比較がしやすいはずです。
だから、総合的に見て、分析がしやすいのです。
それと「自分の目でしっかりと確かめられる」というのが大きいでしょう。
株式投資の初心者の頃は、
私が話すような実際に足を運んで分析することをするかもしれません。
しかし、どこかのタイミングで慣れたり、
数字の分析やインターネットで取得する情報で上手くいったりすると、
足を運ぶことをやめてしまいがちです。
もちろん、それで上手くいき続ければ問題ないのですが、
結局のところ、そういった情報は誰でも取得できるので、
誰でも同じ利益しか上がらないという結論に至ります。
だから、いつしか上手くいかなくなってしまう可能性が高いのです。
しかし、しっかりと自分の目で確かめ、感じる分析は、
あなただけにしかできません。
人間ですから、全員が同じ感覚をもつということはありえないはずです。
ということは、、、
自分の目で確かめ、感じたから得られる独自の情報が掴めるのです。
そうすれば、それが他の個人投資家との差別化につながり、
利益につながるようになるのです。
そういう意味では「外食企業」は触れやすいので、
非常に良いのですね。
この理由だけでも、あなたが行動するきっかけになるので、
ぜひ、動いてみて下さいね！
これが、3つの理由のうちの1つ目です。
残りの理由は、次回以降お届けしますね。
ぜひ、お楽しみに！
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