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From；平山修司
八丁堀の事務所より、、、
少し間が空いてしまいましたが、、、
前回こんな話をしました。
↓
『初公開、私のトレード方法』
このときは、「買い」を中心に話をしました。
いかがでしたか？
株は自分の性格に合ったものが一番ですので、
私の方法は、あなたにとって、必ず良いとは限りません。
もしくは、あなたにピッタリであれば、
それは良い方法です。
ぜひ、あなたの性格と合わせてみて
合うようでしたら、取り入れていただき、
合わないようでしたら、こんな方法もあるんだな～と
参考にしていただければと思います。
さて、前回は「買い」の話でした。
でも、実際のところ
あなたが気になるのは「売却」の話ではないでしょうか？
当然のことなのに、
世の中で薄れている風潮があります。
それは・・・
「買い」の話はあるが、「売り」の話がないということです。
マネー雑誌を見ても、
アナリストレポートを見ても、
インターネットの情報を見ても、
「この銘柄が注目だ！」「上がりそうだ！」「だから買い！」
という言葉は、乱立していても、
「売却」については何も書かれていません。
あくまでも、その人次第なのです。
これって、不思議ですよね。
端的に言えば「この銘柄は利益が上がるぞ！」
と、あおっているのに、どの時点で利益を確定していいか教えないのです。
人によっては、
最高のタイミングで利益確定するかもしれませんし、
人によっては、
最低のタイミングで損失を出してしまうかもしれません。
とにかく、売却だけは情報がないのです。
そこで、今回は私が
「買った株をどのように売却しているか」についてご紹介しましょう。
まず、お伝えしたいのは、
株を売却するタイミングも買いつけるタイミングと同様に
「株価の頂点を掴むことは不可能」ということです。
これは、受け入れなければならない
「株の事実」として、私は考えています。
だからこそ、この「株の事実」を前提に、
私は、以下の3つの方法で売却をしています。
○1.想定した株価に達したら、2回から3回位に分けて売却する
○2.一部の株をただで手に入れたように残して売却する
○3.株式市場が混乱して更に下落しそうな場面では売却する
では、それぞれについて詳しく説明致しますね。
まず、
【1.想定した株価に達したら、2回から3回位に分けて売却する】についてですが、
これは、買い付ける前に想定していた株価に達したら、
一度で売却せずに、数回に分けて徐々に売却するようにしています。
これは、「株の事実」を前提に考えたところ、
私の中でこのような結論に至りました。
ちょっと小心者のように思われてしまうかもしれませんが、
何回かに分けて売却することで、
株価の頂点付近で売却できる期待が少し持てるのでは？と思いこの方法を取りました。
ただし、あくまでも
「少し」期待が持てる程度のものです。
ですから、あまり期待はしないほうが良いでしょう。
ただ、、、あなたには、このような経験がないでしょうか？
売却した後に株価が上昇して
「もう少し待ってから売れば良かった・・・」
私は、過去に何度もあります。
これは、案外精神的にきますよね。
やはり、トレードはメンタルが重要ですので、
このようなちょっとしたことでも、メンタルが痛むものは避けたいものです。
だからこそ、この痛みを回避する意味でも、
何回かに分けて、売却するようにしているのです。
大きな効果がなくても、
トレードの継続を考えたとき、この方法で痛みを回避できるのは
長期的に見たとき、大きいのです。
ちなみに、、、
この方法は、買い付けのときに何回かに分けて買い付けることで
「ニコニコと笑顔で買い付けできる」とお伝えした「逆の発想」を取り入れたのが原点です。
だから、売却後に株価上昇しても「ニコニコと売却できるよう」にしたのです。
次に、
【2.一部の株をただで手に入れたように残して売却する】ですが、
これは、主に株主優待が充実している銘柄や
配当が良い銘柄を売却するときにしています。
株主優待が充実している銘柄や配当の良い銘柄を複数株持っていた場合、
株価が上昇したときに「一単元」だけ残して残りは売却することで、
その「一単元」は、ただで手に入れた状態になります。
それを利用しているのです。
これは少々分かりにくいと思いますので、
具体例を挙げて説明しますね。
例えば、、、
株価が1万円のときに、その銘柄を3株買い付けて保有していたとしましょう。
そして、その銘柄が1万5千円まで上昇しました。
そこで、2株売却することにしました。
すると、
買い付け時に投資した投資資金3万円（1万円×3株）が回収できます。
そうなると、これは感覚の話ですが、
残りの1株はただで買い付けたものとして考えることができます。
ある種、精神的お得感みないなものですね。
このようにして、株価上昇時に投資資金を回収して
「一単元」だけ残すようにすれば、その株は、ただで手にしたと変わりませんので
株価を気にせず、保有することができるようになるのです。
このようにすることで、ある意味、
「ニコニコと保有できるよう」にしているのです。
ちなみに、これは私の性格ではそう考えられますが、
人によっては、「？」となるかもしれませんね。
全ての情報がそうですが、ぜひ、あなたの性格にあったものを取り入れて下さいね。
では、最後に
【3.株式市場が混乱して更に下落しそうな場面では売却する】です。
ファンダメンタルズ投資では、安くなったときに買い付けることが基本です。
言い換えれば、本来は株式市場が大きく下落しているときは、買いのチャンスです。
しかし、ライブドアショックや、リーマンショックのようなときに、
ファンダメンタルズ投資で長期保有を前提とした買い付けをすることは勇気がいります。
だから、このようなときは精神的な苦痛を回避するために、
保有している株の一部を売却して、
更に株価が下落した時でも
冷静な対応ができるようにポジション調整することがあります。
こうすることで、冷静に相場と向き合い
冷静な判断のもと、継続してトレードができるようになるのです。
いかがでしょうか。
以上の3つの方法が、私の売却方法です。
もう、カンの良いあなたであればお気づきだと思いますが、
どれもこれも
「トレードの継続（投資の継続）」が根底にあります。
私たちは、トレードの成功を
「長期に渡り安定して利益を上げること」と定義しています。
決して、一攫千金や勝ち逃げではありません。
「継続」が前提なのです。
それが、本当の成功ではないかと考えています。
だからこそ、システムトレードでもファンダメンタルズ投資でも
「継続」を優先した方法を実践しているのです。
これは、あくまでも私の性格に合わせて
「継続」を考えた3つの売却方法です。
だから、ぜひあなたも、ご自身の性格に合わせた方法を見つけ出して下さいね。
もしくは、今実践中なら、
あなたの方法は「継続」が根底にある方法ですか？
それを、一度問いただしてみると良いかもしれませんね。
平山修司
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