100回しかバックテストしない人よりは、、、



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From;斉藤正章
東京の自宅より、、、

 

私事で恐縮ですが、
じつは11月9日から10日にかけて開催される「24時間走」という
ウルトラマラソンの大会に参加します。

24時間走とはその名の通り、
24時間でどのくらいの距離を走ることが出来るかを競う過酷な競技です。

私はこの競技のために、生活を犠牲にしてまで、
この1ヶ月で600Kmも走りました。

通常、マラソンというと、42.195Kmを走る競技のことを言いますが、
24時間走ともなると、日本代表レベルの人たちは260Kmくらいの距離を走ります。

つまり、マラソン6本分を超える距離ですね。

さすがにどんな超人でも、
24時間飲まず食わずというわけにはいかないため、

一応、休憩や食事は自由とされていますが、
睡眠までとる人はほとんどいませんし、

わずかな小休止だけでずっと走り続ける人が大半です。

基本的にこの大会は、
マラソンを2時間台(3時間以内)で走る人が参加する競技ですので、
主催者側からすれば私などが参加するのは邪魔者以外の何ものでもありません。
(おそらく、3時間30分以上はかかるので・・・)

ですので、競技やメールでのやり取りでも、
上位の選手たちとはおもむろに差別(区別)されます。

私自身はランニングを始めてからまだ3年くらいですので、
さすがに上位の人たちとは勝負になりませんが、

個人の目標としては、なんとか160Km以上を走れるように頑張ってきます。

なぜ目標を160Kmに設定しているかについては明確な根拠があるのですが、
それについては後述するとして、
じつはこの24時間走に挑戦するのは今回が初めてではありません。

 

昨年、自分自身の挑戦・・・

 

というと聞こえがいいですが、
ほとんど怖いもの見たさの興味本位で参加したのが初めてです。

さて、ここまでの話で、

 

「株のトレードとはまったく関係ない話じゃないか!」

 

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

じつは素直に認めてしまうと、
本当はただ単に24時間走の話をしたいだけなのに、

無理やりトレードにこじつけた話にしてしまおうという魂胆があります(汗)

ということで、今回だけは
私の雑談にお付き合いいただければ幸いです。

さて、この24時間走という競技は、たとえば男性の場合ですと、
240Kmを走ることができれば超一流とされています。

24時間で240Kmを走るためには、
平均すると1Kmあたり6分で走ればいいことになります。

フルマラソンを走った経験のある人ならご存知かと思いますが、
6分/Kmというのはそれほど速いスピードではありません。
(フルマラソンを4時間13分くらいでゴールするタイム)

経験の浅い私ですら、体が元気なうちはウォーキングを
ちょっと速くした程度に感じるくらいです。

 

しかし、これはあくまでも理論上の計算であり
実際にはどんなに頑張っても平均して6分/Kmを維持できる人は、
上位のごく限られた人しかいません。

 

たとえばフルマラソンでは「30Km(または35Km)の壁」
といわれる言葉があるのですが、

 

これは30Km~35Kmくらいを走ると、
ほとんど体が動かなくなる現象のことをいいます。

東京マラソンなどで30Kmを過ぎると歩いている人が極端に多くなるのは、この「30Km(35Km)の壁」があるためです。

 

さすがに24時間走を走る人たちは、
私も含めて相当なトレーニングを積んでいるので、
30Km程度を走ったくらいで体が動かなくなることはありませんが、
それでもやはりどこかの時点で「壁」がやってきます。

私が昨年参加したときの例でいえば、
100Kmを過ぎたくらいまではかなり余裕があったにもかかわらず、
120Kmを超えたあたりから急に体が動かなくなり、133Km地点で完全に歩くことすらままならなくなりました。

 

結局、最後はずっと歩いたり休んだりを繰り返すことしかできず、
最後の6時間でたったの20Kmしか進むことができませんでした。(最終成績は153Km強)

つまり、私にとっての「壁」は120Km過ぎにあったわけです。

 

ここで1つ重要な補足をさせていただくと、
体が動かなくなるのは「意志が弱い」ということとは無関係です。
どんなに走りたいという意思があっても、物理的に体が動かせなくなるのです。

 

ここからがもっとも大切なことなのですが、
自分が何キロまで走ることができるかというのは、じつは「走る前から決まっている」のです。もちろん、そのときの調子などで多少の前後はありますが、その誤差の範囲すら決まっています。

 

どういうことかというと、24時間走で走ることのできる距離というのは、以下の2点と非常に強い相関性があるからです。

 

1.フルマラソンのゴールタイム
2、直近数ヶ月(3ヶ月程度)の練習で走ったトータルの距離

 

つまり、フルマラソンのタイムが速い人ほど走ることのできる距離が長くなり、
直近数ヶ月の練習で走った距離の合計が多い人ほど走ることのできる距離が長くなるのです。

 

ざっくりマラソンのゴールタイムでいうと、

 

・2時間30分で走れるなら240~260Km
・3時間00分で走れるなら200~220Km
・3時間30分で走れるなら140~160Km

 

といったところでしょうか。(男性の場合)

 

私自身は真剣にフルマラソンのタイムを計ったことがないので、
おおよその数字となりますが、3時間35分~3時間40分くらいの実力だと思います。
ですから、160Kmの目標というのは、
実力に対して上限より厳しめ(やや無謀)ということになります(汗)

 

もっとも、ごく稀に「マラソンのタイムの割にはものすごく持久力があるタイプ」というような人もいるため、上記には多少の補正が加わりますが、基本的には大きく上振れすることはありません。

 

先ほども書きましたが、いうなれば、「走る前から結果がわかっている」ということになるわけです。

 

おや?どこかで聞いた言葉だぞ、と思った方は鋭いです。
「売買する前から結果がわかっている」というのがシステムトレードの常套文句ですね。

 

じつは、あえてマラソンとシステムトレードの共通点をあげるなら、今までの努力や実行してきたことに対して、本番で出せる結果が決まっているということです。(こじつけです。はい)

 

たとえば、自分自身の作った売買ルールが20年間のバックテストで年利20%の利益をあげるものであるなら、本番の売買で年利50%をあげることはありえません。(もちろん、一時的にならありえますが)

 

また、マラソンのゴールに4時間かかる人が、24時間走で200Km走れるということは絶対にありえません。

 

バックテストの成績というのは、マラソンのゴールタイムと同じ意味を持ちます。
つまり、「これまでやってきた以上の結果は出せない」ということです。

 

ですから、実際の運用で年利50%を出したいのであれば、
少なくとも売買ルールを作るバックテストの段階で年利50%を出す必要がありますし、
24時間走で200Km以上走りたければ、マラソンを3時間以内で走れるようになるしかないのです。

 

でも、もし現時点で成績の良い売買ルールを持っていなくても気に病むことはありません。なぜなら、たくさんバックテストをするほど、良い売買ルールの完成に一歩近づいているからです。

 

もちろん、人によって結果を出せるまでにかかる時間には差がありますが、

少なくとも100回しかバックテストしない人よりは、
500回、1000回とバックテストを実行した人のほうが、
理想の売買ルールを完成させることのできる可能性が高まるのは間違いありません。

 

私も、もし今年の24時間走で160Kmを達成できなかったとしても、気に病むことはないでしょう。なぜなら、昨年は1ヶ月で500Km走っても目標を達成できなかったので、今年は600Km走りました。それでも目標を達成できなかったら、来年は700Km走ればいいだけです。
(このあたりが限界になる気もしますが・・・)

 

ですから、皆さんも現時点で結果が出ていなくても、決してくじけずに頑張ってください!

斉藤正章

 

 

 

 

■追伸

たつじん2今、西村さんが作成した売買ルールシグナル配信の人気が上がっているようですよ。
私も西村さんに負けないように頑張らないといけませんね(汗)

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斉藤 正章

2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2006年に1億円を達成した後も安定した運用を続ける。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分ける。