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From;斉藤正章
新年あけましておめでとうございます。
斉藤正章です。
昨年は急落相場の真っ只中で年を締めくくるという異例の年でした。
通常は12月は上昇して終える傾向が強いので、急落で終えるというのは珍しいパターンです。
現時点では大底から少しだけ反発した状況ですので、新たに逆張りで買い付けるというよりは、既に逆張りで買い付けていて、利益の確定を待っているという方が大半ではないでしょうか。
もっとも、逆張りを仕掛けたタイミングによって、すでにある程度の利益を確定できたという人もいれば、買うタイミングが早すぎて、かなりの含み損を抱えている人もいるでしょう。
人によっては、もっとも大量に逆張りシグナルが出た日には、既に買い付けるための余力が残っていなかったということもあるかもしれません。
今回の急落において、大底付近で買えたかどうかというのは結果論なので、必ずしも買うのが早すぎた人が間違っているわけではありません。
大底付近まで待っていたら途中で反発してしまい、結局何も買えなかったという場合もあるので、どちらも一長一短ということになります。
ただ、そうはいっても、せっかくの暴落のチャンスでまったく余力がなかったというのは悔しいと思いますので、一応の対策はとしては次のような選択肢があるでしょうか。
<4つの選択肢>
1.常に一定の余力は残しておく(余力の30%は急落相場が来るまで使わないなど)
2.動的シグナル数フィルターを使う(相場の状況に合わせて買いのタイミングを変化させる)
3.普段はデイトレ戦略を中心に売買する
4.暴落時に余力がなかったら仕方がないと割り切る
1.はそのままなので特に説明は必要ないでしょう。
2.の動的シグナル数フィルターについては、上昇相場ではわずかな逆張りシグナル数でも仕掛けますが、下落相場になるほどたくさんの買いシグナルが出ないと仕掛けなくなるため、結果として暴落の底付近で買える可能性が高くなることになります。
3.はどういうことかというと、普段はデイトレで売買しているので、ストップで持ち越しにならないかぎりはその日のうちに決済して余力が空くため、大量の逆張りが出るまで常に余力を空けておくことが出来るということになります。
どの方法にもメリットデメリットがあるため、どれが正解というものではありませんが、ご自身の性格に合った方法や他の戦略との相性などで決めるといいでしょう。
ちなみに私の場合は4です(笑)
今年も波乱の相場になりそうな予感ですが、皆様にとって良い年になることを願っています。
―斉藤正章
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