悲喜こもごものIPOセカンダリー【JACK】



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ここ最近のIPOのセカンダリーの難易度が上がっております。

正確に言えば、初値を付けた後の値動きが難しいというところにあります。

まずは、先月24日に上場をしたトライトになります。こちらは、株数も多く、全国の委託販売団からの申込社数がわずか36社しかなく、執拗な勧誘で私も泣く泣く引き受けたことは以前、掲載しましたが、初値は願い叶わずの公開価格1,200円を5.6%下回る1,133円でありました。

本来であれば、今までの自身のIPOの投資の基本を考えれば、公募割れもしていることから、それほど、初値売りに対しての店頭証券会社からのペナルティもないとの判断の元、初値で売るのは鉄則でありましたが、投げるだけ投げた後にリバウンドが狙えるのではないか、また、保有継続して、含み損がある方が、今後の交渉の糧にもなるのではないかという考えもよぎって保有継続をしていたら、後半から再度、下値を模索して、大引けは一段安の876円という悲惨な結末になりました。

その後、さすがに売られ過ぎだろうという判断もあり、PTSも堅調であったことから、翌日も期待したのですが、さらに800円も切る安値をつけ、さすがに自身も我慢の限界を超えてロスカットをしたところであります。

ちなみに、その後、まるで私の後ろから鏡で見ているように、ロスカットした翌日から反転し、999円まで戻すというような顛末には「やってしまった感」もありますが、こればかりは致し方ないと思っております。

反省点としては、本来であれば、公募割れのセカンダリー投資として参戦するのであれば、900円割れ、850円割れ、800円割れ、あるいは、初値を奪還したタイミングでの買いが王道やらするべきであったところでありますが、そもそもの公募獲得分の損失を減らすために、引っ張り過ぎたことで、セカンダリーでの参戦ができなかったことにつきます。

一方、続いて先月28日に上場をしてGENDAにおいては、こちらも全国委託販売団の57社という申し込み状況を鑑み、華麗にブックビルディングはスルーし、執拗な営業もないことから、公募の保有がないことから楽な気持ちで公開日を迎えることができました。

結果は巷の予想とおり、初値は公開価格1,770円を7.5%下回る1,637円であり、さらに下値を模索して1,606円まで下がり、その後、リバウンドして初値を超えたことから、自分もエントリーをし、ストップ高の2,037円で売却することができ、トライトの損失をうまくカバーできたところであります。

以上のことから、今更ではありませんが、やはりIPOにおいては、原則は初値で売るか、証券会社のルールによって売れない場合は、担当の許可が出るまで保有継続して、公募株の含み損やらロスッカトするタイミングの検討というような余計な考えは払拭して、ひたすらセカンダリー投資のみの戦略を練った方が、正解というところでしょうか。

 

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JACK

現役トレーダー。IPO投資や不動産投資を得意とする現役トレーダー。独自の視点による投資判断や、確実に獲得できる利益を見逃さない姿勢は、システムトレーダーも必見。