取引手数料無料化後の相場の行方はこうなります・・・



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夢幻です。

前回までのメルマガにて、10月から始まる国内株式の取引手数料の無料化について、SBI証券・楽天証券の無料化サービスについてそれぞれ解説しました。

いよいよ今週から無料化がスタートとなりますので、準備がまだの方は前回までのメルマガで復習し、必要な手続きを済ませておいてくださいね。

さて、今回の無料化が今後のマーケットにどんな影響を及ぼすのかをちょっと考えてみたいと思います。

・個人投資家は利益を残しやすくなる

まず、わかりやすいところで行くと、個人投資家は利益を出しやすくなります。

正確に言うと、利益を残しやすくなります。

何故なら、今まで支払っていた経費が浮くからです。

マーケットの参加者の取引回数が同じと考えればそうなるはずですね。

ちなみに、SBI証券の総利益に占める、取引手数料の割合は大体10%台前半、楽天証券の総利益に占める取引手数料の割合は大体10%台後半と言われています。

その額は年間100億円を超えるといわれています。

余談ですが、楽天証券は今後上場を予定しており、現在上場申請中なのですが、そのタイミングでSBI証券に追随する形で取引手数料無料化を決めたようなので、この利益の目減りが上場申請に影響が出ないかという懸念もあるようです。

SBI証券の1強となり、独占状態となるとユーザー側からみてあまりよくありません。
何故なら、競合同士が競争してこそ、今回のようなサービスの向上が見込めるからです。

ここは、楽天証券も頑張ってSBI証券に追随して欲しいところですね。

・個人投資家の参加が増える

個人投資家は利益を出しやすくなる事もあり、新たな口座開設や株式取引の参加者も増えるのではないかと思います。

株式の売買に費用が掛からないというのは、手軽に売買出来る点ではかなり敷居が下がりますね。

政府も貯蓄から投資への流れを促す政策をすすめていますし、今回の手数料無料化により新規の参加もしやすくなりますね。

・短期取引する割合が増える

新規参加者も含め、参加者全体で短期取引の割合は増えると予想されます。

より短期的に利益を求める傾向が強くなるのではないでしょうか。

投資家の中でも短期売買の割合が増えて、トレーダー色の強い投資家が増えてくるかもしれません。

短期売買が増えれば、出来高も増えるので、システムトレーダーにとってもこれは好材料ではないでしょうか。

・長期的に株価は上がるか?

マーケットへの参加者が増える事によって、株価は上がるかは正直わかりませんが、どちらかと言うと、上がる可能性が高いのではないでしょうか。

何故なら、アベノミクス相場や、コロナショック後は相場参加者が増えたといわれていますが、その後どちらも株価は上昇しているからです。

また、市場参加者が増えて、株式市場全体に資金が流入しやすくなれば、自然と株価も上昇するのではないでしょうか。

・明日(10/2)の株価はどうなる?

個人的には、寄り底になるのではないかと考えています。

今日から現物株も取引手数料が無料になるため、現物株や信用建玉の処分売りがまとめて明日の寄りのタイミングで出る可能性が高いからです。

ですから、本質的な価格から少し安く始まるという見立てです。

一方で、手数料が掛からないから試しに売買してみようと寄りから買いが入る可能性もありますね。

このあたりは気配値を見ないと判断出来ないかもしれません。

いずれにせよ、明日から年末に向けて面白い相場になって欲しいところですね。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。