トレーダーにとって依存症は悪か?成功者と依存の意外な関係



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こんにちは、夢幻です。

前回のメルマガではドジャースの大谷選手の元専属通訳の水原一平氏の賭博報道について水谷氏がどのようにギャンブルにのめり込み依存症になっていったのか?

具体的な賭け額やギャンブルの頻度なども明らかになり、はじめの借金まではわずか数か月、そこから2年ほどで60億もの借金をたった一人で作ったのですから、依存症の威力には驚きです。

では、何かにのめりこみ依存症になることは果たして悪なのでしょうか?

本来、この依存症の仕組みはドーパミンが作用していることはお話しましたが、
ドーパミンは本来、人間がやる気を出したり集中力を高めたりと、人間には必要不可欠なもので人間に、そして誰しも平等に備わっている能力・道具と言えると思います。

しかし、その能力も悪い方向に使えばいわば諸刃の剣であり、使い方を誤れば人生を破滅させることの出来る恐ろしい武器とも言えます。

例えば、自動車は免許を取れば大人は誰でも乗ることが出来ますし、より早く楽に移動する事が出来ます。

しかし、過度なスピードを出し、安全運転を怠れば事故を起こし身を滅ぼす凶器になり得ます。

よって、我々はこの脳の仕組みやドーパミンの働きを理解し、コントロールする事、
言わば「ドーパミンの運転技術」を身に着けておく事が出来れば、

自身を依存症の危険から回避出来ますし、成果を出したい分野で自分の能力を発揮できそうです。

では、これらを踏まえ、自身のトレードの成果に繋げるにはどうしたら良いのでしょうか?

この方法を考え整理している際に、今回の依存症のプロセスと、私が昔学んだある一つの事実が結びつきました。

それは、世界レベルで特出した成果を出した人の脳の働きや思考プロセスを研究したデータによると、多くの人が依存状態にあったというようなお話です。

例えば、偉大な実業家、経営者などは、自身のビジネスやビジョンを実現するために、無我夢中になっているというのです。

そして、そこに”義務感”や”我慢する”、”耐える”、”苦しむ”などのネガティブな気持ちは無いそうです。

これに対し、一般的な大衆の思考プロセスは、

人より高い成果(収入)を得るためには、やりたく無い事を我慢したり、苦しんだりするのが人より沢山働かなければならない

というような、真逆の考え方をしているそうなのです。

このお話は私が社会人として働き始めた時に学んだもので、特出した結果を出す人は人一倍、自分を犠牲にして学んだり、頑張ったり、我慢したりするものという先入観があったので、この話は目から鱗が落ちたのを覚えています。

この特出した成果を出した人として正に当てはまるのが
今回のニュースの被害者でもある大谷翔平選手です。

彼は、義務感や我慢をしながら野球をやっているようにはとても見えません。

ただただ、野球が好きで、誰よりも上手くなりたい、野球を極めたい。

何なら、ピッチャーとしてもバッターとしても誰よりも成果を出したい。

そんな理想の自分になるべく無我夢中になっていたら、誰しも到達しえないような選手になろうとしている、そんな感じに見えます。

もちろん、食事や遊びを制限したり、過酷なトレーニングに耐えたりという場面はあるでしょうが、プレーしている大谷選手は楽しそうで笑顔が絶えない印象です。

結果として、10年で1000億という報酬を手にしましたが、今回の事件に巻き込まれたように、お金についてはあまり興味がなさそうです(笑)

この手の成功者に言える事ですが、”記録”にも興味が無いようで、よくインタビューで「100勝達成です」「100本ホームランです」今の気持ちは?など記録の事を聞かれても自分自身は知りませんでしたと無関心なやり取りを見る事が多々あります。

この数字にあまり拘らないという、数値目標を達成しようとしているわけではないという特徴もあり、求道者といった印象を受けます。

この依存状態になる、中毒になる、無我夢中になるという脳の仕組みを自分の能力開花に上手くつなげる事が出来れば、誰しも大谷選手のようなある分野で特出した成果を出す事も不可能ではないかもしれません。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがありますが、人間の成長速度に脳のドーパミンの作用が働いているというデータもあります。

好きなものを掘り下げる、掘り下げたいものを好きになるといったような考え方は、「ドーパミンを働かせる技術」のセオリーと言えるでしょう。

野球依存症になり、10年間で1000億円を稼ぎ出した大谷翔平選手

ギャンブル依存症になり、2年間で60億の借金を作った水谷一平氏

この脳の働きを良い方向に使うか、悪い方向に使うかで、身近にいた二人の人生の成果は真逆のものとなりました。

では、トレーダーとして成果を出すために、この依存を上手く活用するために気を付けるポイントは何か?

長くなりましたので、次回に続きます。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。