週足で見る日経平均



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年初から大きく上昇してきた日経平均ですが、4月に入ってから上昇が止まり、下落が目立つようになってきました。

1日に日経平均が1000円以上下落する日もあったりと、値動きも大きくなってきました。

Youtubeなどでは、上昇しているときは日経平均10万円と言っていた人もいましたが、4月に入って下げが大きくなってくると、大暴落するといった内容のものが増えてきました。

相場連動型で直近の相場を解説しているとそのようになってしまうのは、ある意味自然なことかもしれません。

中東情勢の悪化、など暴落するときの理由となりそうなニュースも増えてきましたが、これも株価が下落したことでネガティブなニュースがクローズアップされているようなところもあり、ニワトリが先か、卵が先か、という感じかと思います。

短期的な値動きだけ見ていると、上下に大きく揺れて、一たび上昇トレンドだと思ったら、下降トレンドに転換したりと値動きが慌ただしくなりますので、少し時間軸を長くして週足レベルで日経平均を見ていきましょう。

週足は1週間で一本のローソク足になるので、半年くらいの期間で見たときにどういう流れになるか、週足のチャートを見てじっくり考えてみるといいでしょう。

週足の日経平均チャートを見てみると、4月から多くの人が弱い動きになっていると感じているところがよくわかるチャートになっています。

4月1週目の一本目のローソク足を見ると、前週である3月最終週のローソク足の高値と安値に対して、それぞれ下回った足型になっています。

このような場合、前週安値で一番底で買っていた人も、翌週は安値を切り下げているため、ほとんどの人が損をしていることになります。

3月までは、この逆で高値安値を切り上げたローソク足が続いていたので、買っている人はプラスになっている人が多いことになります。

そのように3月から4月に入ったところで、これまで高値安値切り上げで動いていたローソクが、高値安値切り下げの形に変わっています。

そして4月の1週目以降も、2週目、3週目と、高値をきれいに切り下げていることが分かります。このことからも買いで入った人は高値つかみしている人が多いということが分かります。

4月に入ってから3週間でこの形は変わっていないので、買い方が含み損をかかえてリバウンドするのを待っている状態が続いているということ想像できます。

この時41000円くらいの高値からすでに4000円以上下げてきていることになるため、リバウンド狙いの逆張り買いを狙っている人も多いでしょう。

しかし、まだローソク足は高値安値切り下げで動いているため、この流れが高値安値切り上げの形に変わるまでは、基本は買っている人にはきつい転換が続いていることになり、買うこと自体が落ちるナイフを掴みに行くことになります。

タイミングが合えば買ったあとにすぐ反発するかもしれませんが、週足のローソクの形が高値安値切り上げの形になるまでは、買い目線ならば様子見しておくのが良いでしょう。

順張りの売り目線なら、この今の高値安値切り下げの動きがまだ続いていくという想定で、このローソクの形が続いている限りは売りを持ち続けるというのも良いでしょう。

まずは、週足のローソク足1本1本の形から買い方、売り方の現在の力関係を見て、その関係が変わるところ(トレンドの転換点)を見つけるようにしましょう。

今から逆張りの買い目線で見ていくなら、特にチャートとローソク足から、このトレンドの転換点が分かってくるまで待つのが良いでしょう。

週末にでも、まずは週足レベルでこのような観点でチャートを見て、大きな流れを掴んでおきましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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