三国志の名言



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最近マンガのアプリにはまっていて、昔見た懐かしいマンガがたまたま見つかると面白くてぐいぐいと読んでしまいます。

マンガは本で集めると家に置き場をとられてスペースが狭くなってしまうため、このようなアプリでスマホからちょっとした時間にささっと見れるのがいいですね。

最近見ているのが、横山光輝の三国志で、もう相当古いもので何度も見ているものですが、ちょっと試しに読んでみたら続きを読みたくなってしまい、毎日少しずつ読んでいます。

三国志の中では各武将が戦いますが、その時に重要になるのが兵力です。

まず、攻め込まれたことがわかったときに真っ先に気にするのは相手の兵力がどのくらいか、というところで、その数があまりに多いと勝ち目はない、とほぼ勝敗を決したかのようにメンタルがやられてしまいます。

たいていの武将はそうなのですが、三国志の中でも有名な曹操はそれとは考えが違っていました。

官渡の戦いという三国志の中でも有名な大戦があり、河北を制した袁紹と、河南を平定しつつあった曹操が戦ったときのことです。

そのときの兵力は、袁紹軍が10万の兵に対して、曹操軍は1万と兵力差は10対1でした。

普通であれば圧倒的な兵力差に戦う前から勝敗はついているかと思いますが、曹操は「兵士を多くすると意気盛んとなり、却って災いの原因となる。」ととらえ、かえってその兵力差が相手の慢心を生み、そこに隙がうまれると考えたのでした。

結果的に曹操はこの戦いに勝って大きく領土を広げ飛躍することとなりました。

この教訓は実社会でもあてはまることで、会社が大きく利益を上げて規模が大きくなってくると、さらに規模を増やそうとして新たな事業に積極的に投資したりして逆に失敗するということがよくあります。

投資の世界でも通じるところがあり、兵力=資金と考えるとトレードでも同じことが言えます。

ある程度勝って資金が増えてくると相場に対して気のゆるみが出てきて、トレードルールを変えたり、増えた資金で新しいトレードをしてみたりと、これまでとは違う投資行動をしてしまうことが出てくるかもしれません。

また、資金が少ない時は減らさないようにと慎重になってトレードしますが、資金が増えてくるとそれをさらに大きく増やそうと、増やすことに目がいってしまい、リスクを取った投資行動をしてしまいます。

これはトレーダーである人としての心理によるもので、三国志の時代である今から2000年以上前から変わらないものなので、簡単に気をつければ治せるというものではないと思います。

それを防ぐには、とにかく定量的なトレードルールを決めて、何が変わろうともそれを徹底して破らないように、続けて行くことしかないと思います。

資金量が増えてからそれに気づくと大きな失敗となって返ってくるので、資金の少ないうちからこれを体に覚えるくらい徹底して行っていきましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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