逆張りは、もう通用しないのか?



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From;斉藤正章
東京の自宅より、、、

 

今年はなかなか手ごわい相場が続いています。

本来、システムトレードであれば、日々の損得を気にする必要はないのですが、さすがに何ヶ月も利益が出づらい相場が続くと、じれったいと感じる人も多いのではないでしょうか。
私自身はというと、今年は15%を少し超えるくらいの利回りがピークで、現在は数%の利回りで停滞しているといった状況ですので、例年からみればかなり苦戦している年だといっていいかと思います。

 

じつは2012年の今頃もあまり利益が出ていなかったのですが、そのときはどちらかというと相場そのものが動いていなかったために利益をあげるチャンスが少なかったのが理由ですが、それに対して、今年は相場は大きく動いているのに利益をあげづらいという違いがあります。

 

さて、ここまでお読みいただいて、素直に賛同された方も多いでしょうが、「おや?」と思われた方もいたかもしれません。

多くの方は前者に該当するかと思いますが、中には「自分は大きく儲かっているぞ」という方もいるはずだからです。

今年の相場であまり利益が出ていない(あるいは損をしている)人がいる一方で、きっちりと利益をあげている人もいます。

 

この違いはなんでしょうか?

 

ちなみに実力の違いではありません。

答えは「使っている売買ルールの相性」の問題です。

 

ご存知のとおり、今年は一応「株式市場の急落」といえる状況が2回ほどありました。(どのくらいを「急落」と定義するかにもよりますが)時期でいえば2月と10月の2回です。この2度の急落に共通していえることは、普段よりも底が深い(下げ幅が大きい)急落だったということです。

底が深いとどういうことが起こるかというと、いわゆる「押し目買い」といわれるような浅めの下落で買い付けるようなタイプの売買ルールは大きな損をします。

一方で、深めの下落があったときにようやく買い付けを開始するような「逆張り」のタイプに属する売買ルールはそれなりの利益になったはずです。

つまり、急落の初期に買い付けた人が損をして、急落の末期に買い付けた人は得をしたことになるわけです。

 

では、いつも急落の末期に買える「逆張り」を使ったほうがいいかといえば、そうではありません。今回はたまたま底が深かったために「押し目買い」が損をして「逆張り」が得をしたというだけの話です。今回とは逆に、株式市場があまり急落せず、ほどほどの下落で終わった場合には、「押し目買い」が得をして、「逆張り」はチャンスがない(買い付けない)ことになるからです。そしてほとんどの場合、急落といえる相場よりも、もう少し浅い下落のほうが割合としては多いため、長期的にみれば「押し目買い」のほうが利益にはなるのです。

 

ですから、どちらの売買ルールをメインで使えばいいかというのは、自分自身の目的や性格で決めるのが正解といえば正解でしょうか。

あくまで長期的な利回りを重視する方であれば「押し目買い」を使うべきですし、今回のような急落でのドローダウン(一時的な損失)には耐えられそうもないという方は、できるだけ株式市場が大きく下落したときにだけ買い付けるタイプの「逆張り」を使うのがいいのではないでしょうか。

 

PS:

(といいつつも結構長いです・・・しかも案外重要です)

さてさて、今年も毎年恒例の「あの時期」になってしまいました。
昔からメルマガをご覧いただいている方はご存知かと思いますが、私が2年前から参加をしている「神宮外苑24時間走」の時期です。
ご存知ない方のために簡単に説明すると、「24時間で何キロ走れるか」を競うウルトラマラソンの大会です。

 

私はどちらかというとフルマラソンなどの短い距離(といっても普通の人には十分長いですが)を速く走るよりも、長い距離をゆっくり走るレースが好きなので、ほとんど100Kmよりも長い距離の大会をメインに参加しています。
残念ながら才能には恵まれていないようで、実力的にはウルトラランナーの中では「中堅」(普通のマラソンでもせいぜい「中の上」)といったところです(汗)

 

そんな私が、1年目から無謀にも「24時間で160Km」の記録を目指して参加してきたのですが、

1年目は24時間で約152Km。
2年目はなんと80Kmくらいから疲労骨折を起こし、その後なんとか気力だけで走り(歩き)、記録は約111Km・・・

 

ということで今年は3度目の正直といきたいところなのですが、じつは今年はまったく自信がありません。昨年の例でいうと、大会の3ヶ月前からは月に500Km以上も練習をしていたのですが、今年は平均すると1ヶ月で80Kmくらいしか走っていないのです・・・

言い訳をすれば100個くらいは理由が出てきそうですが、とにかく「練習をしていない」という結果がすべてです。

 

これはシステムトレードにも当てはまるかもしれませんが、自分で十分に検証して作った売買ルールは自信を持って使うことができますが、ほとんど付け焼刃で作った(検証の時間をかけていない)売買ルールを使っても、自信が持てないのと一緒ですね。

ただし、いくら自信がないといってもせっかく参加するのですから、来年に向けての収穫があるように、自分なりの実験をしてこようと思います。
たとえば、「どのくらいのペースで走ったらどのくらいで疲れるのか」とか、「どのシューズで走ると楽なのか」などです。

何はともあれ、楽しんで・・・は無理なので、精一杯苦しんで走ってまいります。

斉藤正章

 

 

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斉藤 正章

2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2006年に1億円を達成した後も安定した運用を続ける。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分ける。