冬のボーナスどうする?



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From;田村祐一

11月末から12月初旬は、冬のボーナスの支給が集中する時期です。年の瀬を前に、お財布のヒモもどうしても緩んでしまいますね。

この時期になると株式投資系の雑誌では、毎年恒例の質問を受けるのです。

そうです。「冬のボーナスで投資株式デビューする人は、どうすればよいでしょうか?」という内容です。本当に、この質問多いです。しつこいくらいに毎年聞かれますので、毎年この時期なると、この質問用に答えを予め用意しておきます。

さて、私の回答ですが、

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①業績が好調 かつ

②チャートが短期・中期・長期で上昇トレンド

の銘柄にガンガン投資すると良いです。

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と伝えています。

12月から4月頃までの傾向は

これは、私が本メールマガジンで何度も解説しているので、あえて改めて解説しませんが、12月から4月頃までは、株式市場は比較的好調に推移しやすい傾向が強いです。

過去の株価データを利用して、各月の月初に全上場銘柄を購入し、各月末に手仕舞いした場合について、シミュレーションした過去18年市場全体の相場の傾向が以下の通りです。

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【12月】 勝率:53.74%(月別上昇率12ヶ月中2位)

【1月】 勝率:53.12%(月別上昇率12ヶ月中5位)

【2月】 勝率:53.17%(月別上昇率12ヶ月中4位)

【3月】勝率:57.12%(月別上昇率12ヶ月中1位)

【4月】勝率:50.86%(月別上昇率12ヶ月中6位)

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上記を確認すると、12月~4月までの相場は、上がりやすい傾向が確認できます。

12月はチャンス!?

12月から年初にかけては、個人投資家がボーナス等で購買意欲が高まっていることから、株式市場も好調に推移しやすい傾向があります。また、1月や2月は、3月決算企業の第3四半期決算が発表されることから、企業業績を期待した買いが流入しやすいです。

毎年が必ずこのような傾向になるわけではありませんが、株式投資の初心者の方が、株取引をスタートさせるには、12月が最も素晴らしいタイミングだと私は考えています。

特に2019年に限って言えば、天皇陛下の譲位によって51日に元号が変更されます。新天皇の即位に伴い、3月から5月まではお祭りムードとなる可能性が高く、株式市場も比較的好調な動きをとる期待が持てるでしょう。

また、前日の西村の記事にもありましたが、直近は個人投資家、機関投資家問わず、相場の見通しを悲観的に考えている割合が圧倒的に高いです。このような相場では、買い控えしている投資家が多く、いざ相場が上向きになると、後追いで大きな資金が流入する可能性もあるでしょう。

私個人も、1214日に四季報冬号が発売されますので、その前後は、年末年始以降に注目したい銘柄の洗い出しを行うつもりです。今年は、第3四半期決算で通期業績予想を上方修正する銘柄が例年よりも多くなりそうだと、個人的には考えています。

その分だけ投資チャンスが膨らむことから、12月も相変わらず分析作業が忙しくなりそうです。

なお、2018年冬のボーナスで初心者の方が投資を始めるにあたって、投資を避けたほうが良いと個人的に思っている業種を最後に紹介したいと思います。

それは、、、、

  ①不動産

  ②飲食

  ③銀行

の上記3業種です。

「不動産」は、TATERUやスルガ銀行の問題をきっかけに、銀行の不動産への融資の審査が厳しくなりつつあり、今後の業績が想定超に落ち込む危険性が高いです。2019年の消費税増税を控えて、先行きの見通し懸念も強く、安易に今手を出すのはリスキーですね。

「飲食」は、前年度までは絶好調に推移していたものの、慢性的な人材不足によって、人件費が高騰しています。高騰した人件費が、企業業績を圧迫し始めており、業績がピークアウトしている銘柄が散見されます。中小企業の中には、そういった問題をものともせず好成長を記録している銘柄もありますが、投資難易度は徐々に上がってきています。

「銀行」は、アベノミクス以降続く低金利の影響で収益力が大きく低下しており、新規採用を大幅に削減するなど、苦しい事業環境が続いています。ここ最近のテクノロジーの進化スピードに、銀行事業自体がついていけず、徐々に企業規模は縮小する可能性が高いでしょう。PERPBR面では割安にうつることから、思わず買ってしまいそうになりますが、衰退業界に手をだすのは、危険でしょう。

上記3業種以外で、業績が好調で、上昇トレンドを形成している銘柄に注目してみましょう。今年は、良い銘柄が豊富に揃っていますよ。

―田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。