簡単な優良銘柄の調べ方とは?



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From;田村祐一

18日のメールマガジン「絶対に参加したいお祭り」で、
2月開催の「東証IRフェスタ」についてお話しました。

このメールマガジンを見て、

読者の方から興味深い質問を受けたので、
本日はその質問の回答をしたいと思います。

ちなみに、18日のメールマガジンを
ご覧頂いていない方もいると思いますので、
簡単に「東証IRフェスタ」について解説しますね。

「東証IRフェスタ」とは、

東京証券取引所が上場企業や証券会社などを約70社近くも集めて、
各企業が自社の説明会を行うお祭りのようなイベントです。

普段は目にすることや接する機会のない企業がブースを開いており、
直接IR担当者から、事業内容や将来の見通しを聞くことが出来ます。

■東証IRフェスタ2019
https://www.tse-irfesta.com/

■出展企業リスト
https://www.tse-irfesta.com/company/

今年は約70社もの企業が参加しており、
お祭りのような雰囲気になるでしょう。

さて、話を戻して、18日のメールマガジンを
ご覧頂いた方からの質問内容とは、、、

「70社も参加していたら、すべての企業ブースを一日では回りきれない」

という内容です。

たしかに、70社もの企業をしっかり見て回ると、
朝から晩までかけても回りきれないですね(笑

私も、さすがにすべての企業を回るつもりも、その気力もないです。

すべてを回ることは現実的に不可能ですので、
参加する前に、事前に訪問する企業を絞る必要があります。

その絞る方法ですが、私は以下の優先順位で
訪問企業を決めています。

——————————
①自分がすでに保有している銘柄
②前から気になっている銘柄
③業績が良好そうな銘柄
——————————

最優先で訪問すべきは
「①自分が保有している銘柄」でしょう。

言うまでもありませんが、
保有銘柄の業績見通しや将来性について
生の声を聞ける機会はめったにありません。

保有中の銘柄については、最優先で訪問したいです。

結構話を聞くと、感じの良い企業があれば、
非常に雰囲気の悪い企業もあります。

会社の中で働いている人の雰囲気って、
長期的には会社の業績に直結すると私は思っています。

つまんないと思って働いている社員が稼ぐ利益と、
面白そうに働いている社員の稼ぐ利益では、

おそらく後者のほうが期待できそうですよね。

保有中の銘柄については、そのような点を意識して、
質問等を行ったりすると良いでしょう。

次に、「②前から気になっている銘柄」です。

これも、当然と言えば当然ですが、
生の声を聞き、投資対象になるかどうかを判断します。

自分が想定している成長ストーリーと、
社員が話すことに乖離がないか確認します。

想定通り、もしくは想定以上のストーリーが聞ければ、
投資対象として強く意識します。

一方で、想定未満だった場合には、
すみやかに対象から除外ですね。

一種の確認作業みたいなものです。

①と②については、当然の話と言えるでしょう。

最後は、「③業績が良さそうな銘柄」です。

私は、①と②の訪問が終わったら、
業績が良さそうな銘柄を優先して訪問します。

「業績が良さそう」といっても、
どうやって探すのか分かりにくいかもしれません。

約70社をいちいち詳しく調べるつもりは私にはありません。

約20分~30分程度の時間があれば、
出展企業の中から業績が良い企業を探し当てることが出来ます。

その方法とは、以下のサイトを利用します。

【IFIS株予報】
http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?id=100

このサイトでは

経常利益の進捗状況の良い企業が「晴れマーク」、
予定通りの状況であれば「雲マーク」、
進捗が悪ければ「雨マーク」で表示しています。

(天気のマークが表示されていない企業もありますので、ご了承下さい)

上記のサイトの左上に銘柄コードを入力し、
銘柄検索ボタンを押すことで、

その銘柄の業績の進捗状況が確認できます。

例えば、東証IRフェスタ2019に出展している

「8715 アニコム ホールディングス」
「9616 共立メンテナンス」

等は銘柄検索をかけると、「晴れマーク」ですね。

上記以外にもたくさん晴れマーク銘柄はあるので、
ご自身で探してみてくださいね。

「晴れマーク=経常利益の進捗率が高い」ということなので、
今後の通期業績予想の上方修正が期待できる銘柄と言うことです。

約70社の企業については、このサイトを活用することで、
訪問したい銘柄を簡単に絞り込むことが出来ます。

何も考えずにブラブラ訪問するよりも、
事前に訪問する企業を絞っておくことで、
無駄な時間を使わず、有意義に情報収集できます。

あ~、今から楽しみです。

訪問した中から、
1年で株価が倍以上になる銘柄を見つけたいな。

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。