新聞記者は投資に向いてない?



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From;田村祐一

株式投資関連の雑誌の担当者が変わって、
先日、初めて面談しました。

その方は、もともと新聞の記者をされていて、
現在は株式投資関連の編集者に異動になったそうです。

上場企業の社長への取材も豊富に行っているので、
非常に企業情報に詳しく、とても素晴らしい方でした。

正直、企業によっては、私なんかよりも詳しいんじゃないか?
と思うような場面もあるくらいでした。

それくらい素晴らしい経歴の持ち主なのですが、、、

今後株価が上がる期待がもてる銘柄の話をしていたのですが、
どうも違和感を感じることが多くて、話がかみ合わないことがしばしば。

その違和感の詳細とは、、、

私も少し年をとって、貫禄(主にお腹)が出てきたこともあり、
雑誌社さんから取材を受けることが多くなってきました。

当然、取材内容は、「上がる株」の話なんですが、
上記の新しい担当編集者さんは、

質問の内容がずれているというか、
本当に上がる株を探す気があるのか、

分からない話ばかりになってしまい、
記事内容が大丈夫かなーって心配になりながら取材を受けていました。

その際の、雑誌のテーマなんですが、
「第3四半期以降に株価上昇が期待できる銘柄」でした。

まぁ、よくある記事のテーマなのですが、

その方の質問内容をまとめてみると、

・第2四半期決算で決算内容が良かった銘柄は?
・会社業績予想に対して、現時点で進捗率が高い銘柄は?

と言った質問内容でした。

勘の良い方ならば、この質問内容って、
ピントがかなりずれていること分かりますよね?

これらの質問って、もうみんながすでに知っている、
「事実情報」に関する質問なんですよね。

第2四半期決算はすでに発表されているし、
進捗率についても、ifisのサイトに乗ってますよね。

これらの情報って、誰でも得られる情報であり、
正直こんな情報に何の価値もないですよね。

この情報から、上がる株を選んでも、
儲けることなんて100%できません。

「上がる株」を探すことにおいて重要なのは、
「将来どうなるか?」という【予測情報】です。

もうすでに発表している第2四半期の情報なんて無価値だし、
進捗率についても、もう来週には第3四半期決算が発表されます。

1期(1年)の4分の3も過ぎていれば、大体の人が、
会社予想通りに決算が着地するかなんて分かりますよね。

だから、第3四半期決算以降においては、
進捗率なんて、あまり重要情報になりません。

すでに株価に織り込み済みです。

だから、新担当者さんの質問は、
「第3四半期以降に株価上昇が期待できる銘柄」を
探すための質問としては、あまり適切ではありません。

重要なのは、先ほども言ったとおり「予測情報」です。

具体的に言えば、

来期(2021年期)に業績が伸びる期待が持てる銘柄は?
株式市場で注目される業種やテーマは?

といったことが、

2月以降の株式市場で上がる銘柄を
探すための重要なヒントになります。

常に先の予測を行うからこそ、

その予測が当たり、多くの人の目に触れることで、
その株価が上がり、儲けになるのです。

誰もが知っている既知の情報をもとに投資をしても、
勝てる可能性は非常に低いし、
勝てたとしても、その利益幅は小さいです。

新担当者さんは、もともと新聞記者さんです。
(ゴシップ紙ではなく、お堅い新聞系)

新聞記者さんは、企業に事実の取材を行います。
記事内容に、憶測やデマがあってはいけない仕事です。

だからこそ、事実情報に関する質問ばかりされていたのでしょう。
長年の取材のクセが出ていたのかもしれません。

上場企業の取材に私も行きますが、

新聞記者さんは、事実を中心とした現状の質問が中心、
アナリストは、将来の展望等の、未来の質問が中心です。

同じ取材でも、新聞記者とアナリストでは、
質問内容は、全く異次元の内容です。

この話を、新担当者さんにしたところ、
すごく驚いていました(笑

これは、新担当者さんの話なんですが、
個人投資家の方でも比較的多い話です。

「事実情報」をもとにトレードを行い、
高値掴みするという失敗をする人が多いです。

株式投資は、「事実」で勝つことは非常に難しいです。
「予測」で買わないと大きな利益は見込めません。

私のメールマガジンではたびたび言っていますが、
「妄想力」がとても重要な能力です。

・今後、市場規模が拡大する業種ってなんだろう?
・世の中を変えるような新技術ってなにかな?
・あと、1年2年で流行る技術や文化ってなにかな?

なんてことを妄想し、それに沿った銘柄に投資する。

これが、投資における王道の勝ちパターンです。

妄想が当たれば、大きな利益になりますが、
妄想が外れれば、利益は獲得できないし、損を被るかもしれません。

だから、この妄想が当たるように、情報を収集し、
妄想の精度を高めていくのです。

妄想の精度を高める中で、事実情報もその一つとしてありますが、
事実で投資するのはナンセンスです。

あなたは、投資をどのようにおこなっているでしょうか?

もし、「事実」で投資していたなら、、、

今からでは遅くないので「予測」で投資を行うと、
成績が変わるかもしれません。

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。