私が銘柄を選定する際に最も重視していることは、、、【田村祐一】

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最近は、日本株市場も好調に推移していて、
コロナ問題も落ち着きを見せ始めていますね。

ただし、システムトレードではなかなかシグナルが出ずに、
パッとしない相場が続いているのですが、

私はちょっと前からある株式レースに参加しています。

それは、夕刊フジが主催する「株－1グランプリ」の5月大会です。

この大会は、相場のプロが銘柄を選んで、
一ヶ月間のパフォーマンスを競う大会なのですが、

今週末で順位が確定します。

1位になれるといいな（笑

さて、そんな「株－1グランプリ」で選定した銘柄を
どのように選んだかについてお話したいと思います。

私が銘柄を選定する際に最も重視していることは、、、

【強いトレンドが形成されているか】

という点です。

たった、これ一点です。

1ヶ月間という短い期間でパフォーマンスを競う大会では、

企業業績等を分析するファンダメンタル分析よりも、
需給を分析するテクニカル分析のほうが効果が高いと私は考えています。

そして、テクニカル分析をする上で、
トレンドに重きを置いて分析しています。

今回私が選定した銘柄は、
すべて強い上昇トレンドを形成していた銘柄です。

具体的には、年初来高値や上場来高値を更新している銘柄です。

上場来高値を更新している銘柄は、
現時点の株価よりも上の位置で株を保有している人がいないことから、
売り手が少なく、上値が軽いという特長を持っています。

買いの資金流入が続く限り、株価上昇も続くことから、
高いパフォーマンスが期待できるのです。

もっと理想を言えば、

短期（1ヶ月程度）、中期（3ヶ月～6ヶ月）
長期（1年程度）、超長期（3年～5年）

の各期間ともにきれいな右肩上がりのチャートだと
とても強い上昇トレンドを形成していることから、

私にとっては最高の銘柄と言えます。

このような銘柄は、売り手が非常に少なく、
これから先の未来も上昇トレンドを継続しやすいです。

ただし、コロナの影響もあるので、
今回は各期間とも上昇トレンドの銘柄はありませんでしたが・・・

株式投資において、「トレンド」は非常に重要な情報です。

トレンドに沿った投資を行えば、勝つ可能性は高く、
トレンドに逆らった投資を行えば、負ける可能性が高いです。

株価の値下がりが続いて年初来安値を更新している銘柄は、
一見すると、買い付けのチャンスに思えますが、

過去の株価データを分析すると、さらに株価が下落する可能性が高いです。

株価が上がっている銘柄は、さらに上がる可能性が高く、
下がっている銘柄は、そのまま下落し続ける可能性が高いのです。

トレンドに沿った投資行動を行うことで、不用意な損失を回避できるでしょう。

田村祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。

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