私の2021年ここまでの運用成績は・・・?【田村祐一】



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2021年もあっという間に3ヶ月経ちましたね。

少し空いた時間が出来たので、
3ヶ月間の運用成績について見直してみました。

普段は成績確認はめったにしないのですが、
この3ヶ月は日本株市場が高値を取ったり、
その後、すぐに下がったりした相場なので、

自分のシステムトレードの成績が
どのようになっているか気になっていました。

この3ヶ月間の私の運用成績は、

【+7.2%】

でした。

多いような、少ないような、、、
個人的な感想としては、微妙な成績でしょうか。

先日斉藤さんとゆっくりお話しする機会があった際に、
斉藤さんは、【+15%】を超えていると言っていました。

これ公表していいのかわかりませんが(苦笑

おそらく、このメールマガジンを読まれている方の中でも、
私の成績なんかよりも上の方が多いのではないでしょうか。

単純な成績の良し悪しはさておき、
機能したルールと機能しなかったルールを分類してみました。

【機能した売買ルール(戦略)】

・押し目買い戦略(対象:全銘柄、大型株、マザーズ)
・空売りスイング戦略(対象:東証1部貸借銘柄)
・空売りデイトレ戦略(対象:東証1部貸借銘柄、秘密の銘柄群)
・デイトレ買い戦略(対象:マザーズ)

【機能しなかった売買ルール(戦略)】

・順張り戦略(対象:東証1部、マザーズ)
・デイトレ買い戦略(対象:全銘柄)

といった感じでした。

機能したルールを見ると、最も利益貢献したのは
「押し目買い戦略」でした。

トレードする対象に関わらず、
軒並み機能していましたね。

直近3ヶ月の相場は、高値更新後はもみ合い相場が続き、
一時的に調整する場面が多く見られました。

調整後は、すぐに反発することが多く、
押し目買い戦略が非常に機能しましました。

ここ数年は、押し目買い戦略の成績の不振が続いていましたが、
久しぶりに、利益の稼ぎ頭となった感じですね。

デイトレ買い(マザーズ)も同じ要領です。

そして、「空売りスイング戦略」も利益を
堅調に上げることが出来ています。

高値を取っていた銘柄が、相場の一時的な調整で株価が下落し、
そこを上手く空売りスイング戦略で取れています。

空売りデイトレも同じような感じですね。

利益を上げた戦略は、いわゆる逆張り系の戦略ですね。

株価が下がった銘柄を買い、株価が上がった銘柄を売る
といった逆張り手法が効いています。

一方で、機能しなかった代表的なルールは、
「順張り戦略」ですね。

というか、順張り戦略がかなり足を引っ張りました

この3ヶ月は、高値を取った後に、下落した相場なので、
高値付近で買い付けした順張り銘柄が、
軒並み損切りで手仕舞いしました。

3月中旬の高値更新目前のダマシでも
順張り戦略でやられてしまっています。

私は、順張り大好き人間なので、順張り戦略に配分する資金も
他のシステムトレーダーの方よりも多めにしています。

その運用方針が悪い方向に出た感じです。

順張り戦略で、結構な損失となったことが、
他のシステムトレーダーよりも低い成績になっています。

順張り戦略は、相場が高値更新している間は、
非常に大きな利益を出すことが出来る戦略ですが、

上昇相場の終焉時には、必ず負けで終わる戦略です。

終焉時には損失が避けられない宿命を負った戦略ですので、
この3ヶ月の負けは仕方がないかなと割り切っています。

この3ヶ月は大きな負けとなっていますが、
その前の2020年には利益の稼ぎ頭でした。

2020年とこの3ヶ月をあわせてみれば、
十分すぎるくらいのプラスですので、
あまり今回の損失については気にしていないです。

むしろ、順張りのマイナスを補うくらい、
他のルールが機能してくれたので、

この3ヶ月は、システムトレーダーにとって、
良い相場と言えるのではないでしょうか。

私と同じように、ココ最近順張りで損失となった方は、
一度2020年の成績と合算して分析してみてください。

2020年と合算して、ちゃんと利益が出ているなら、
その順張り戦略は良いルールだと思います。

もし、そうでないのならば、
一度ルールの見直しが必要かもしれません。

全体の総評としては、

・相場の高値更新が一巡し下がっている相場なので、
 順張り戦略が足を引っ張るのは仕方がない

・押し目買い戦略や空売りスイング等の
 逆張り戦略が細かく稼いでくれた

という感じでした。

相場が調整している相場なので、
当然と言えば当然の結論ですね。

当然の結果であり、各ルールの成績に違和感は感じないので、
今回は、売買ルールの見直し等は一切しないと判断しました。

もし、今のような相場で、

押し目買い戦略が機能しないといった場合には、
相場の動きと押し目買い戦略がマッチしていないと言うことになります。

その場合は、ルール自体に問題があるかもしれませんので、
一度売買ルールの見直しを行ってよいかもしれません。

また、順張り戦略の損失が、2020年の利益を超えるような場合には、
順張り戦略の出口(手仕舞い)の条件設定に問題があるかもしれません。

その場合にも、一度ルール設定の見直しを検討したいところです。

ただ単純に成績数字を見るだけでなく、
良かった売買ルールと悪かった売買ルールを分類し、

その結果が相場の流れに対して、
妥当なものであるか、そうでないのかを見てください。

妥当であれば、損失を抱えたルールでも
修正する必要は低いのですが、

妥当ではない場合には見直しを検討しましょう。

ただ単純に成績が悪いから見直すというのは、
むしろ、そのルールの良さを消すリスクが高くなります。

大前提として、相場の流れに逆らって利益を出すことは無理なのです。

皆さんの売買ルールはどうでしょうか?
その成績は妥当と言えるものでしょうか?

この3ヶ月の相場は、自分の売買ルールの構成を
見直すには良い相場と言えます。

妥当性を吟味していただき、
仮に問題があった場合には見直しすることで、
あなたの運用体制はより磐石になります。

ぜひ、お手すきの時間があれば、やってみてください。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。