私が考える株主優待の活用方法・メリット　夢幻 【システムトレードの達人】

2021.04.18

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夢幻です。

今週の株式市場も堅調でした。

日経平均株価はボックス相場でしばらく様子見といったところですね。

ＮＹ市場でダウは高値を更新し、NASDAQも高値を更新できる位置まで戻してきました。

日本の市場はまだしばらく調整が続きそうですが、調整後に上放れするかもしれません。
そのタイミングはいつ頃になるのしょうか。

●株主優待の様々なメリット・活用方法

前回のメルマガでは私が株主優待を取らない理由を解説しました。

主な理由としては、

１．資金効率の観点で不利だから
２．優待を消費するのに時間を消費するから

です。

これらの理由で、私にとってはメリットよりデメリットの方が大きいということです。

では、逆に株主優待をやった方が良い、デメリットよりもメリットの方が大きいケースについて考えてみたいと思います。

１．運用資金が1000万以下や年利10%以下の人など、節約して運用資金を貯めたい人

資産運用が軌道に乗るまでの初期の段階、目安としては運用資金1000万円以下の方は運用資金が稼ぎ出す利益の絶対額もそれほど大きな金額になりません。

このため、利回りを高めることに注力し、投資の利益を増やすよりも、節約や倹約をして支出を減らす方が良いケースが多々あります。

この際、リスクなく株主優待をゲットして生活費をうかすことは良い節約の方法といえると思います。

また、年利10%程度なら資金効率の面からも手堅く得られる優待の方に利があるといえます。

その際は手間や時間のかからないクオカード等の金券や、普段の生活の中で活用しやすい飲食チェーン店などがあれば積極的に優待をゲットしても良いでしょう。

２．株主優待を通して、株主や投資家の意味を深く理解する

株主優待を行う企業の目的として、優待品を通して自社の商品を知ってもらう目的で、行っている企業も沢山あります。

優待品やサービスを利用して、その企業の社会的な価値をより深く理解し、より長期的に株主として株を保有してもらうのが株主優待の本来の目的ともいえます。

最近は株の保有期間も考慮し、より長期保有の投資家を優遇する株主優待を行っている企業も増えつつあるのも長期的に株を保有する投資家を重要視している表れでしょう。

ところで、身近な友人や家族、配偶者などの中には株主投資をギャンブルのように捉えていて、なかなか株式投資の魅力を伝えるのが難しいケースが良くあります。

そういった方々に、株主優待をプレゼントし株主優待の魅力を知ってもらうと株式投資の魅力を感じてもらいやすく、株式投資への理解も得られやすいです。

最近は、投資への身近な理解者を増やす目的で株主優待を活用している方も多く、企業としてもそういう目的で優待を用意している企業も多いので、そういった理解者を増やす目的で優待を取得するものありだと思います。

３．交流のツールとして活用したり、副業・ビジネスに活用する。

最後はツールとして活用する方法です。

例えば、優待チケットなど使って友人と楽しむ事が出来ます。

一緒に食事に行くときも、奢られる事に抵抗がある人もいると思いますが、優待チケットで食事などが出来るからと言えば、誘いやすいかもしれません。

また、投資家仲間で一緒に優待を使って食事したり、優待の話をネタに交流するなんてケースもあります。そういった投資仲間を作りたい人は優待をきっかけに交流するのもありかもしれません。

そして、最後になりますが、副業に活用する方法です。

例えば、優待ブログでアクセスを集め、投資のアフィリエイトに活用したり、youtubeで優待商品紹介して登録者を増やすなんて方法もあるかもしれません。

ちなみに、私が最も株主優待を活用出来ていると思う人が元棋士の桐谷広人さんです。

桐谷さんは長期投資家で株主優待を活用して暮らしている投資家ですが、それがＴＶで取り上げられ、優待の期日に追われて優待を使うために自転車で奔走する様子などが面白く一躍人気になりました。

今では、優待投資家の顔となり、桐谷さんを知って株主優待や株式投資を知り投資を始めた方も多いでしょう。

もちろん本人としてこの反響は狙ってのことではなく、桐谷さんの人柄やキャラが面白く多くの人に受け入れられたところが大きいですが、そこから桐谷さんは書籍を出したり、講演活動をしたり、証券会社とキャンペーンを行ったりしています。

もし桐谷さんがこれらをビジネスとして行っていたと仮定すると報酬は軽く数千万に上るのではないかと思います。
そういった意味では、株主優待を最も上手く活用している、優待の魅力をアピールする事で人気を得た投資家だと私は考えています。

今回は株主優待のメリットについて、取り上げてみました。

いずれにせよ、投資の目的とメリット・デメリットを考慮して株主優待を上手く活用するのが大切だと思います。

では次回お楽しみに！

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50％下回ることがないという安定した実績を残している。