初級者の暴走を止めることは出来るのか?ダブルスコープの売買結果【夢幻】



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タイトル:夢幻です。

持ち越していたダブルスコープ(6619)ですが、
22日・・・500株
27日・・・300株
28日・・・1900株

と順次イグジット(損切り)し、先週末時点で2200株ほど残ってましたが、それらが140円ほど値下がりし追加で-30万円

先週のマイナスと合算で-45万でフィニッシュしました。

結構なマイナスとなってしまいましたが、それ以上のプラスも想定してはいたので結果は致し方無いところです。

こうなった以上、粛々とシグナルに従って撤退処理をするだけです。

やってはいけないのが、ダラダラと保有し続ける事で、さらに株価が下がり、損失が拡大する展開になると途端に切りにくくなります。

なお、場外戦(PTS)での勝負は

・買いシグナルが出ており
・場中に寄らずストップ安となり、買いシグナルをスルー(注文取消し)した

場合をメインに行っており、翌日の寄り付きで買いエントリーする場合もありますが、PTSで先回りをする事もあります。

どちらも、検証上の結果と比べ安く買えた分だけ上乗せになるからです。

初心者の暴走を止めるのは不可能。いずれクラッシュするのを待つだけ

今回のダブルスコープの一件で、様々な議論が沸き起こりました。

①初心者が簡単に信用取引出来るのが問題

②初心者にはレバレッジ3倍は危険すぎる

③リスクの取りすぎを周りが指摘すれば追証や借金は回避できたのでは?

①、②の信用取引については、証券会社の口座開設の審査は自己申告である事が多いと思います。

大体、現物取引が1年以上か、他社での信用取引の経験が条件となっており、
あれば信用取引の口座開設が出来ますが、具体的にそれを証明する必要もないので与信の審査はあってないようなものになっています。

それでいて、証拠金の3倍もの取引が出来る(つまり軍資金の2倍まで借りることが出来る)と
考えると相当与信は甘いですが、それで損失を被った場合は追加の不足金を絶対に払わなければならないので、相当気をつけねばなりません。

レバレッジは上限を2倍にするというのは良いかもしれません。

ただ、証券会社の手数料が稼げなくなってしまうので、

信用取引口座(レバレッジ2倍まで)+デイトレ口座(レバレッジ1倍まで)のように分けて、
デイトレ含めればレバレッジ3倍まで使えるが、持ち越せるのは2倍までのような仕組みを作れば、退場者を減らしつつ証券会社の手数料も維持出来るかもしれません。

また、③のような周りが止められないのか的な意見についてですが、私の経験からするとほぼ不可能です。

ツイッター上などでも、初級者に対し古参トレーダーがあれこれ言う場面があったりしますが、
初級者がリスクを取り、かつ、上手く行っている場合は、そんな古参トレーダーや玄人のアドバイスなど絶対に聞き入れません。

なぜなら、実力がなくともフルレバ勝負で上手く行ってしまうと短期的には恐ろしいほどの
パフォーマンスを叩き出す事は珍しくないわけで、そうなるとアドバイスを聞き入れた結果、

・利益を取り逃すかもしれない

・今回の銘柄は千載一遇のチャンスかもしれない

こんなような機会損失を恐れるために、自らの行動を正当化しより、よりリスクを取る方向へと突き進んでいきます。

古参トレーダーは、チャンスなどこの先幾らでもあるし、すごいチャンスの裏には恐ろしい損失が待ち構えている事も重々承知なので、引いて見ていますが、初級者はそんな考えには至りません。

そして、最悪なことが、初級者はリスクの見積もりが非常に甘い事です。

こればっかりは、相場経験が浅いとどれほどの事が起きるのかは想定しづらいです。

リーマンショックやコロナショックといった市場全体の大暴落や

個別銘柄の暴落、倒産銘柄などを掴むといった経験をしてある程度見えてくるもので一通り経験するのに3~5年は必要だと考えています。

このような背景から、いずれ致命的なクラッシュを受け、その損失の原因を探求し、
人から学ぶのではなく、相場自身を自分で経験し、成長に繋げていくしかないのかなと思います。

今回失敗した方でも朗報なのが、今生き残っている古参トレーダーも必ず同じような経験をして強くなっています(笑)

ですので、とにかく重要な事は、投資家として死ぬ、つまり資金の全額を奪われない事です。相場を継続出来れば、今回の失敗も次のトレードに繋げていけますので。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

 

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。