私の2023年の成績は?



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From:田村祐一

2023年もあと残り2週間程度になりました。

年の瀬ということもあり、
今2023年のトレードの振り返りをしているところです。

特に、システムトレードについては、
毎日のトレードは基本的に売買ルール通りに運用するので、
運用成績とかは大まかにしか把握していません。

なので定期的に成績をチェックするのですが、
2023年の私のシステムトレードの成績はというと、、、

利回りで言うと「約15%」でした。

前年とほぼ変わらずという成績です。

みなさんの成績はどうだったでしょうか。

先日セミナーでお会いしたシステムトレーダーの方何人かに聞いたところ、
おおよそ「-5%~+10%」の範囲に収まっている人が多い印象でした。

私やお話ししたシステムトレーダーの話を聞く限り、
今年は例年と比較するとかなり苦しい展開だったのかなと思います。

今年は、日経平均株価が3万4000円付近まで上昇し、
指数的には非常に良い1年であったと思います。

ただし、指数だけでは判別できない難しさがありました。

日経平均株価は、3万3000円台まで株価上昇しましたが、
上昇は長く続いたわけではなく、一瞬のでした。

上昇していない期間は横ばいの期間が続いており、
非常に動きが少ない相場でした。

そして、東証グロース市場250指数をみると、
歴史的な安値水準まで下落しています。

指数の動きをまとめると、

①大型株は上昇したものの上昇時期は短く、
 上昇していない期間は動きが小さい展開が続いた

②新興市場は1年通してチャンスが皆無

と言った感じでした。

そう考えると、機能しやすい売買ルールって限られてきますよね。

今年機能した売買ルールで言えば、

・大型株の一瞬の上昇期で「順張り」が機能
・動きが小さい中でトレードができる「押し目買い戦略」「デイトレ戦略」が機能

といった感じでしょうか。

実際、トレードの棚卸をしたところ、
これらの売買ルールが勝てているようです。

逆に機能しなかった売買ルールを見てみると、

・上昇と横ばい相場が続いたことで「逆張り戦略」はトレードが発生しない
・新興市場が下落し続けたことで「新興株」を対象とした全戦略が損失

といった感じになっています。

逆張り戦略は、動きが小さい相場ではトレードがそもそも発生せず、
2023年についてもほぼチャンスはなかったです。

トレード自体が発生していないので、損はしていないのですが、
逆張りはシステムトレードのメイン戦略であり、

この戦略が機能していないこともパフォーマンスの低下になっていると思います。

そして、新興株がトレード対象の売買ルールは、
総じて厳しい展開となりました。

ただただ下げ続けて歴史的な安値圏にいるので、
こればかりはどうしても仕方がないかなって感じです。

上記をまとめると、「順張り」「押し目買い戦略」が利益の稼ぎ頭で、
稼いだ利益を「新興株」トレードで吐き出したという感じです。

新興株トレードがなければ、利回りは30%近かったと思います。

他のシステムトレーダーの方についても、
おおよそ私と変わらないのではないかと思います。

順張りや押し目買い戦略を導入していなかったり、
投入資金が少なければパフォーマンスは落ちると思います。

今年の総括はこんな感じです。

新興株がほんとに絶望だったので、
正直今年のパフォーマンスは仕方がないですよね。。。

来年に期待しましょう。

さて、ここからは来年に向けて、私が考えていること、
対処することを述べたいと思います。

まず、今年成績が悪かった売買ルールに対する対処ですが、
問題はやはり「新興株」を対象としたルールを修正するかですね。

私の結論としては、

新興株系の売買ルールの修正は一切行いません。

修正しても良いことないと思っています。

グロース指数が歴史的な安値水準でしたので、
そもそも新興株のトレードは勝てる要素はありませんでした。

それを無理やり勝てるように売買ルールを改良しても、
それってカーブフィッティングになるリスクが高いです。

先ほどから何度も歴史的な安値水準と言っていますが、
それはつまり、来年は底値を脱出する可能性が高いということです。

「人間万事塞翁が馬」という格言があるように、
2023年が悪い成績であったとしても、
2024年はその限りではありません。

むしろ、前年が悪かった反動で、良くなる可能性が高いです。

実際、「順張り」という戦略を見てみても、

2020年コロナショック後の反発局面で大勝ち
2021年反発が終わり調整相場で小負け
2022年動きの小さい相場展開でトントン
2023年日経平均株価高値更新で勝ち

といった感じです。

戦略ごとに成績が良い年、悪い年が変化することはよくあり、
現状成績が悪いものが、今後も同様に悪いというわけではありません。

逆に、今年成績が良かったものが、来年悪くなる可能性もあります。

よって、足元が悪いから、その売買ルールを外すという選択は、
来年の利益の源泉を自ら逃してしまうこともあるのです。

私は、今年新興株がかなり足を引っ張りましたが、
売買ルールを外したり、修正したりということはしないです。

むしろ、来年はめちゃくちゃチャンスなんじゃないかと思っています。

田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。