アノマリーから見る2024年相場



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2024年がどのような一年になるか、いろいろと考え出すと世の中何が起きるかわかりませんので、あまり深く考えてもしょうがないと思いますが、

年の初めなので、年ベースでのアノマリーをいくつか見ておくのは良いかもしれません。

まず、日本株では干支のアノマリーというものがあり、

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)は辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁盛、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」

というのがあります。

去年は卯(う)年で確かに株価は大きく跳ねましたね。

今年の辰年は辰巳天井と言われるように、前年大きく上げた株価が天井をつける年になりやすいということですので、前半は前年の勢いのまま上昇が続くかもしれませんが、その勢いで一年上昇することは難しく、どこかで調整が入り、そこで高値を付けるというイメージでしょうか。

今の動きを見ていると、なんとなく、このような動きはイメージできますので、上昇に乗って取るなら今年は前半が勝負となるかもしれません。

もう一つ、アメリカ株の方では今年のアノマリーとしてアメリカの大統領選挙があります。

大統領選挙は4年サイクルで行われており、わりと傾向は明確に出ていて、選挙前年は株価が上昇しやすく、大統領選の年は株価が伸び悩むという特徴があります。

これは、大統領選の前は現政権が選挙で勝つために株高対策を出しやすいためで、選挙の年はどちらが勝つかの不透明感から直前までは買われにくく、選挙後に不透明感が後退し、買われるという傾向があります。

過去50年間での大統領選挙前年の年間騰落率は16.0%、大統領選挙年は5.8%であることからも、傾向ははっきりしていて、今年はそう考えると去年ほどの上昇は期待できないのかもしれません。

日本とアメリカ、それぞれのアノマリーを合わせて考えてみると、今年は去年のような大きな右肩上がりの上昇とまではいかなそうな感じはありますので、単純に買えば何でも上がるような相場にはならないでしょう。

日経、ダウ、ともに最高値を更新中ですが、大統領選が控えている11月に近づくにつれて飲み悩んでいくことを考えると、今の上昇の勢いがどこまで続くのか、今年の前半が買いの場合は勝負になるように思います。

今年後半に向けては去年とは違った値動きになるので、去年不調だったストラテジーほど今年の後半にかけて活躍してくれることを期待しています。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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