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From:田村祐一
日経平均株価が3万5000円を突破！
長らく3万3000円台でもみあいが続いていましたが、
ようやく株式市場に大きな動きが出始めています。
2024年はつまらなかった前年とは
違うというという雰囲気を感じます。
さて、この上昇で気になるのは、
「大型株と小型株の差」です。
日経平均株価はバブル後最高値を更新していますが、
グロース250指数は全くと言って動いていません。
この指数のパフォーマンスの違いを見ると、
大型株は大きく買われ、小型株は見向きもされていない
という悲しい現実が突き付けられます。
大型株が上昇している理由としては、
やはり新NISAの影響があると言えるでしょう。
新NISAによって、新規資金が株式市場に流入し、その資金の流入先が、
投資先として安全な大型株となっている感じです。
また、直近の日本株市場の上昇を受けて、
新NISAをやろうとする人も増えるので、
まさに買いが買いを呼んでいる状況と言えるでしょう。
本格的な上昇相場に入るタイミングでは、
今みたいに、買いが買いを呼ぶ状況が発生します。
現時点で、大型株に投資していれば儲けが出ている状況であり、
投資家心理は非常に良いものに変化しています。
当面、日本株市場は大型株を中心に上昇が続きそうです。
その一方で、グロースは超長期でみて安値圏で推移しています。
過去10年間で最も低い位置で推移しており、
誰にも見向きもされていない状況です。
これはひとえに、個人投資家が
新興株への興味を失っているからですね。
今は大型株が儲かっており高値更新しているので、
わざわざ過去最安値圏にいる新興株をトレード対象にする必要がないのです。
新鮮でおいしそうな大型株と、
放置されてくさりかけている新興株を見比べたら、
そりゃ大型株に触手が伸びるのは当然ですね。
さて、上記はあくまでも現状であり、もう少し長い目で見ると、
私は2024年はグロースの年だと思っています。
なぜなら、グロースが上昇する理由が積みあがっているからです。
・歴史的な安値圏で長らくもみ合い
・大型株が過去最高値を更新
・新規の個人投資家が流入している
この3点を組み合わせると、
グロースが今後上がる可能性が高いと判断しました。
今、大型株がドンドン株価上昇し、
多くの投資家が儲けが出てくると、
徐々に大型株から小型株へと投資資金がシフトしていきます。
特に新興株については、2年前から放置傾向が強く、
成長性の高い企業でも割安に放置されています。
株価が上昇しきった大型株と割安に放置された新興株という対比が、
新興株上昇のきっかけになるタイミングが早いうちにきそうです。
新規参入の投資家は、最初大型株で儲けて株式投資の楽しさを知り、
その後自分が投資上手と錯覚するのです。
自信をつけた投資家が、テーマ性が高く、
値動きが荒めの新興株に手を出すのは時間の問題です。
よって、私の中の見立てでは、
グロース株は2月以降上昇トレンドに転じる期待が持てると思います。
目先は大型株を中心に銘柄選定をしますが、
先を見据えて新興株の分析も併せて行っています。
今新興株はバーゲンセール状態なので、
優良銘柄がゴロゴロしています。
日の目を浴びるのは大型株がもう少し上がってからですが、
今のうちに新興株に当たりをつけておくのは大事ですね。
田村祐一
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田村 祐一
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