私が見た、ある兆候・・・。



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

From:田村祐一

先週末から3月決算企業の決算発表が始まりました。

有名企業の決算内容を見ると、
結構悲惨な数字が並んでいますね。

日本株市場は今のところ1万9000円台で
手堅い推移となっていますが、

今週からは、大きく動く可能性が高いでしょう。

先週発表された決算を見ると、
ある兆候が確認できました。

それは、、、

5月23日(木)に「キヤノン(7751)」の
決算発表が行われました。

キヤノンは、12月決算企業なので、
23日に発表されたのは、「第1四半期決算」です。

実は、この第1四半期決算で、

前四半期に発表していた通期業績予想の従来見通しを取り下げて、
【未定】に変更しました。

その発表を受けて、同社の株価は下がり、
年初来安値間近まで調整しています。

この決算発表の内容は、今週以降の3月決算企業でも
同様のことが起こる可能性が高いでしょう。

世界的に、今の自粛状態がいつまで続くか全く分かりません。

正直、国内の自粛要請が出ている5月6日も、
延長される可能性は十分にあります。

そんな中で、企業が業績予想をするのは難しく、
通期業績予想は「未定」とする企業が増えるでしょう。

これは、当然の流れであり、仕方がないことでしょう。

ただし、投資家にとって通期決算発表の最大の注目点は、
「来期の業績見通し」の確認です。

これを知ることができないと言うのは、
投資家にとって、通期決算発表は無意味なものになります。

むしろ、「未定」とされることで、不安が不安を呼び、
投資に躊躇することが多くなるでしょう。

実際、キャノンの株価は、通期予想を未定に変更した後、
下げ基調に変化しています。

よって、今週以降の相場は、
基本的に売り圧力が増加するリスクが高いと考えます。

特に、GWも控えており、市場がしまることから、
保有リスクを嫌った売りが出やすいでしょう。

場合によっては、相場が急落する可能性もあるので、
安易な投資は非常にリスキーだと思います。

とは言っても、今の相場を楽観視
している人のほうが少ないでしょうから、
リスキーな投資をしている人はいないでしょうが、、、

私は、一部の業界を除いて、
当面ファンダメンタル投資は、停止します。

今決算内容を見ても、無駄になりそうなので(笑

なお、一部例外の業界は、「テレワーク」に絡んだ
「クラウド関連銘柄」と、「システム構築関連銘柄」だけは

決算をしっかり調べて、良さそうな銘柄には、
少しつばをつけておきたいと思います。

多分、今回のコロナの影響で、
日本の働き方に大きな変化が生じると思います。

今、すくなからずサラリーマンの方の中には、

・わざわざ会社に出社する必要ない
・5日も出社する必要ない
・自宅勤務はストレスフリー
・通勤時間がなくて楽

といったことを感じていると思います。

そして、企業側でも、

・意外に自宅勤務でも業務が機能する
・わざわざ大きな事務所を持つ必要はない

など費用軽減につながるのではと考えています。

働き方の文化が一気に変化する可能性が高く、
それに関連したサービスを提供する企業の業績は、
大きく拡大する期待が持てるでしょう。

実際、うちの会社でも、テレワークに伴い、
さまざまなクラウドサービスに新たに加入しています。

大中小問わず、企業がドンドン利用し始めています。

今は、寒い相場ですが、クラウド系だけが
唯一強い業種と言えそうです。

田村祐一

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。