長期投資の鉄則【田村祐一】



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「僕、結構前から金を積み立ててたんですよ」

知人から、こんな自慢話をされました(笑

株式投資をしている私たちならば、
最近金価格がものすごく上がっていることは知っていますねよね。

今回は、この知人の金の積み立てテクニックと、
私なりの「金」という商品に対するスタンスについてお話したいと思います。

この知人なのですが、パチプロです。

期待値の高い台に張り付いて、
開店10時から閉店11時までほぼ13時間打ちっぱなしという
結構過酷な生業をしている方です。

パチンコをあまりご存じない方もいるので説明すると、

パチンコやパチスロで大当たりを出すと、
そのパチンコ玉やメダルは、特殊景品に交換できます。

特殊景品とは、「純金」ですね。

この特殊景品を、本当になんでなのかわかりませんが
パチンコ屋の隣に必ずある古物商に持っていくことで、お金に換金できます。

私も学生時代に一時期パチンコをしていたことがありますが、
負けに負けまくっていたことや、株の楽しさに目覚めたので、
今ではパチンコ屋さんにはいくことはなくなりました。

いろいろ考えはあるとは思いますが、
パチンコで儲けられる金額には限度があります。

10万円投資した場合の期待値で考えれば、
パチンコよりも株式投資のほうが圧倒的に有利です。

パチンコには胴元(パチンコ屋)がいて、
儲けを得ようと勝ちにくくしているのでただでさえ負けやすいですが、
株式投資には胴元はいません。

強いて言えば、証券会社の取引手数料が胴元にあたりますが、
今はネット証券が普及しているので、胴元の取り分は微々たるものです。

株式投資ならば、元手10万円を100万円に増やすことは現実的に可能ですが、
パチンコではそれはかなり難しいでしょうし、なりより重労働です。

やっぱり、株式投資最高の一言ですね。
一度、大化け銘柄と出会うとパチンコなんてやる気おきないです。

話はそれましたが、その知人はパチンコで勝った時に、
特殊景品(金)の一部を古物商で交換せずに家に貯めていたそうです。

実際、最近のニュースで、
パチンコ屋の特殊景品の金額が上がっており、
彼は金投資に成功しているみたいです。

そんな「金投資」があるのかとビックリしたのですが、
彼は投資の才能があると私は思いました。

実は、「田中貴金属 税抜参考小売価格」で
金の価格の推移を遡ってみると、

2020年8月3日 1g6894円
2020年1月 1g5590円
2015年1月 1g4985円
2010年1月 1g3436円
2005年1月 1g1477円
2000年1月 1g1027円

と2000年以降、金価格は綺麗に上昇を続けています。

リーマンショック時等には一時的に価格が下落したことはありましたが、
すぐに値を戻し、高値を更新し続けています。

こういう上がり方をしている商品で代表的なのは、
「NYダウ」が思いつきやすいですね。

彼は数年くらい貯めていたと言っていたので、
倍とまではいかないものの、それなりの利益率になっているでしょうね。

さて、金の価格が上昇する要因ですが、
大きく分けると2つの要因が考えられます。

①有事の金(戦争・災害・パンデミック)
②先進国の金利低下

①はみなさんも知っているので、詳しくは説明しませんが、
一時的な不安定な世界情勢になることで、金価格は上昇します。

これは、短期的な価格上昇要因であり、
へんなタイミングで金を買うと損をしますね。

直近も新型コロナによって価格上昇が続いていますが、
安易にその流れに乗ると、痛い目を見るかもしれません。

②ですが、金は、通貨と異なる金利等はないものの、
価格はマイナスになることはないので、安全資産として重宝されています。

最近では国によってはマイナ金利も導入されているので、
価値の減らない「金」を国が貯めていくことで、価格が上昇しています。

国が大きくなるほど、その国の金利は低下していくので、
相対的に金への需要が高くなっていきます。

これは、長期的な金価格の上昇要因と言えそうですね。

特に中国が金の保有量を増加させていることや、
中国人自体が「金=縁起物」という文化があることで、
金の需要は年々高まっています。

そういった「金」という商品ですが、
私にとっては、数ある金融商品の中の一つに過ぎません。

「仮想通貨」や「金」などは、
上場している個別銘柄と扱いは変わらないですね。

ただし、ここまで長期的に綺麗な曲線を
描いている商品はなかなかないので、
投資対象としては、非常に魅力的な商品の一つです。

だから、私にとって「金」という投資商品は、
【長期でコツコツ積み立て】が最強だと思います。

毎月、一定額を積み立て投資し、
長く投資を継続するのに向いた商品だと思います。

今みたいな「金」が流行している時期に、
焦って大きな金額を投資するのはリスキーだと思います。

価格は一切考えずに、淡々と毎月一定額投資し、
思い出したころに、見てみるといった超長期投資です。

実は、「NYダウ」と「金」については、
毎月上場投資信託を積立投資しています。

一切、その商品の価格については見てません。

今、いくらあって、いくら上がっているのか、
大体は想像つきますが、それくらい無視しています。

おそらく自分が年をとったときに、
換金するのではないでしょうか?(笑

そんな感じの投資が「金」は向いている気がします。

なにか政情不安等があった際に、
他の金融商品の損を、金で生めちゃうこともできますし、
長い目で持っておくという感覚が良いと思います。

焦って買っても損するだけですね。

そもそも、こういう商品って、
見向きもされていないときに買うのがベストです。

今、みたいにみんなに注目されているときは、
はっきり言って買い時ではないです。

仮に、今買ったとして、
金の価格が数ヶ月で倍になりますか?

ほぼ100%ならないですよね。

でも、個別銘柄に目を向ければ、
株価が数週間で倍になる銘柄はいくつも転がっています。

金を短期投資しても、
レバレッジを掛けないとなかなか利益になりにくいです。

持っている金を売るなら、今かもしれません。

みんなが見ていないときに仕込んで、
みんなが見ているときに売る。

長期投資の鉄則ですね。

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。