投資信託を買うメリットは?【田村祐一】



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ゴールデンウィークも明けましたね。
長い連休から仕事に戻るとなると憂鬱ですね(苦笑

ゴールデンウィーク中なのですが、
久しぶりに大学時代の友人たちと飲み会を開きました。

コロナ禍以来にあったので、2年ぶりくらいでしょうか。

私を含めて、みんな少し太ってましたね。

私は、株関連の仕事していますが、
あまり株関連の話をすることは避けています。

株をやっていると言うと、「お前、金もっているな」とか
「いい銘柄ないの?」なんて話をされて、
正直面倒くさいなーと思っているからです。

 

株関連の友人と、普通の友人はハッキリと分けています。
お金が絡むとどんなに仲が良くても、どうなるかわかりませんからね。

そんなこともあり、飲み会でも
仕事の話を極力避けていましたが、

 

友人の一人が、私が株系の雑誌に出ているのを
たまたま見たらしく、仕事内容がばれてしまいました。。。
(写真と実物がだいぶ違うので、よくわかったなと感心しましたが)

その友人は、私と同い年の30台前半なので、
ちょうどお金に余裕が出始めてきたそうです。

投資の勉強を始めており、今回の飲み会で
私が参加するので相談しようと思っていたそうです。

話を振られた時点で、大分飲み会の楽しい気分から萎えたのですが、
無下にすることもできないので話を聞きます。

どうやら友人は、投資信託の購入を検討しているようです。

「YAHOO!ファイナンス」のサイトに載っているような、
投資信託ランキングの上位に表示されている

トータルリターンが高い商品を狙っているようです。

ちょうど今の時期のランキングだと
詳しく私も見ていませんが「コモディティ系」の投資信託が並んでそうです。

正直言って、愚策中の愚策をやろうとしているので、

他人の選択を否定するのは気が引けましたが、
「やめといたほうがいいよ」と渋々アドバイスしました。

そもそもランキング上位に表示されているのは、

過去のパフォーマンスであり、
将来のパフォーマンスを保証するものではありません。

証券会社の営業員とかが、よく直近パフォーマンスを見せて、
めっちゃ上がるようなセールストークをしてきますが、

トータルリターン上位の商品なんて、
リスクが高すぎて怖いです。

何千本も日本で販売されている投資信託の中で
パフォーマンスがトップなんて、確実に異常値です。

その投資信託の商品が、
たまたま前年度に爆謄しているだけです。

爆謄のあとに残るのは、暴落だけです。
異常値をつけたものは、いずれ正常値に戻されます。

よって、投資信託については、
ランキング上位を何も考えずに買うのは控えたほうが良いです。

そもそも投資信託って、簡単な商品に見えて、
実はめちゃくちゃ玄人向けの商品だと思っています。

①初年度の購入費用と信託報酬で約3%~5程度の支払い
②投資信託の規約上、運用のキャッシュポジションの割合が小さい
 →暴落等の急な価格下落でもただ指をくわえてみてるしかない
③対面証券会社の営業マンがなかなか売らせてくれない
 →顧客に投資信託を解約されると営業マンの成績が下がる、怒られる)
④為替変動型やオプション等を利用した複雑な商品が何気なく存在している
 →価格の動きが見えにくい、まったく中身が分からない商品

といった感じで、敷居が非常に高いです。

「投資信託=簡単な投資」というのは、完全なウソです。
証券会社が顧客に売りやすいようにしているデマですね。

特に対面証券会社については、①と③、④が密接に連携しています。

複雑な商品を扱った投資信託ほど、
購入費用や信託報酬が高く設定されています。

営業成績を上げるために、知識が少ない顧客に、
ろくな説明をせずにリスクの高い商品を勧めます。

知らずに購入して、あとで損をしても
いろんな理由をつけて売らせてくれません。

売らせてくれるときは、
また違う複雑な投資信託を買い替えさせるときだけです。

と、ここまで書くと、私が投資信託を
心底憎んでいるように感じるかもしれません。

決してそうではないのですが、
投資初心者が安易に手を出すのは危険です。

私が考える投資信託を買うメリットは、

①日本株市場では通常買えない商品が購入できる
 →米国市場と連動した商品、ベトナム市場と連動した商品、
  コモディティー系、REIT

②国内外の国債、社債等で運用した商品が購入できる

の上記2点です。

私たちは日本で住んでいるので、
日本株は簡単に購入できます。

米国株も日本の証券会社で買えたりしますが、
それ以外の国の株式の購入は敷居が非常に高いです。

それを投資信託であれば、疑似的に購入できるのです。

また、世界の国債や社債についても
個人では通常買い付けすることは難しいし、
購入する際の最低買い付け価格も高いです。

それを投資信託であれば、数万円から買えるのも良いですね。

日本株市場が下がっていても、
海外の株式市場は上がっていることも多いので、
ヘッジ目的で購入する使い方が良いでしょう。

また、ベトナム等の新興国を対象とした投資信託であれば、
これから高い成長が見込める国に投資しているのと同じです。

中長期の保有を目的として、高い値上がりを狙うのもありです。

このように、投資信託は、
メリットをしっかり活かして投資しないと

ただただ高い手数料を払って、損をするのと同じです。

友人にはここまで詳しくは話しませんでしたが、
投資信託を購入する際には、

手数料の高さを理解し、購入する目的をしっかり持って、
購入することをオススメします。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。