パッとしない決算だけど期待できる理由とは?【田村祐一】



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




3月決算企業の本決算発表が一通り終わりましたね。

先週は、余暇の時間で、
有名どころから小さめの企業まで決算を見てました。

ざっと見た印象で言うと、、、

「パッとしないなぁ」と言う感想でした。

2022年期決算は、大多数の企業が、
売上や営業利益が回復し、業績が上向きました。

業績予想を上昇修正する企業も多く、
コロナ禍の悪影響が薄れつつあることを実感させる内容でした。

しかし、問題は来期の2023年期の業績見通しです。

多くの企業が前年決算に対して、
かなり保守的な見通しを立てています。

例年、日本企業は業績見通しを厳しく見積もりがちですが、
今年は例年以上に保守的な見通しを立てている感じです。

たしかに、コロナウィルスの問題は完全には解決していないし、
ロシアのウクライナ侵攻についても依然不透明なままです。

ですので、なかなか1年後の決算の見通しを出すのは
難しいと言えるでしょう。

企業が想定する最悪な状況を前提として、
そうなった場合でも最低限達成可能な数字を
来期の業績予想として挙げている感じですね。

でも、来期見通しを出しているところはまだましです。

今年については、本決算発表で来期見通しを
出さない企業が散見されました。

本当に、出さない企業が多いんですよ。

投資家は来期の業績予想を材料に、
どの銘柄を買おうか判断します。

その見通しが分からないとなると、
その銘柄に対しての投資はしにくいですよね。

見通しを出したところは、かなり厳しい業績予想、
中には、見通しすら出さない企業も散見される。

そんな状況では、投資家が
日本株を買おうという気には到底思えないです。

実際、個人投資家が好んでトレードする新興株の指数である
東証マザーズ指数は決算発表が一巡してもなかなか復調しません。

むしろ安値を淡々と更新し続けており、
下落がいつ終わるのか全く分からない状況です。

日本株があまりにも微妙な推移なので、
米国株に投資先を乗り換えている投資家が多いとか(苦笑

ただ、むしろこの微妙な決算内容は、
第1四半期決算や第2四半期決算で良い内容となる可能性が高いです。

なぜなら、本決算でかなり保守的な業績予想を出していますが、
世の中は、もうアフターコロナになっています。

経済活動自体は復活しつつあるので、
企業の業績見通しが上昇修正される可能性が高いからです。

第1四半期決算や中間決算の早い段階で、
その厳しすぎる業績予想は修正されます。

よって、今多くの投資家が日本株にそっぽを向いている今が、
むしろ仕込みの時期としては最適と考えています。

しっかり業績が伸びそうな銘柄で、
決算で必要以上に株価が調整している銘柄を、

5月後半から6月初旬に仕入れておけば、
7月後半から8月初旬の第1四半期決算発表前に、
株価が大きく値上がりする期待が持てそうです。

今は、決算を受けて、株価が調整しているボーナスタイムなので、
久しぶりにファンダ投資が活躍してくれそうです。

ー田村祐一

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。