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先週「投資信託は熱い！」とメルマガで、
投資信託で選んではいけない商品についてお話ししました。
そのメールマガジンを見て、
では、どんな投資信託を選べばいいの？
という質問をいただきました。
たしかに、良い商品の選び方については
全く言及してなかったですね。
今回は、良い投資信託の選び方について
お話ししようと思います。
おそらく、本メールマガジンを読まれている方の多くは、
基本的に株式投資をすでに実践している方だと思います。
少なからず日本株をトレードしている方だと思うので、
それを前提としてお話をしていきます。
そもそも、投資信託を買う理由を最初に考える必要があります。
なぜ、日本株をすでにトレードしているのに、
わざわざ手数料がべらぼうに高い投資信託を購入するのでしょうか。
その理由は、
①日本株市場では買えない投資対象に投資できる
②為替の変動によって利益が変化する
という2点が挙げられます。
日本株市場では買えないような投資対象でも、
投資信託であれば、投資対象にすることができます。
具体例を挙げると、個人が購入が難しい海外の債券や、
ベトナム株等の新興国への株式投資や海外REIT等です。
日本に住んでいると購入できない商品に対して
投資できる投資信託は、購入する理由になるでしょう。
また、投資信託には、通貨変動型や為替ヘッジのあり・なしを選択できます。
実質的に為替に投資しているとの同じですので、
日本株を単純にトレードしているだけでは得られない投資対象です。
上記2点が日本株をすでにトレードしている人が
わざわざ投資信託を購入する理由です。
個人的な感想ではありますが、日本株をトレードしているのに、
日本株市場を対象とした投資信託を持つ理由は皆無ですね。
そして、この2点のうち片方を満たしているか、
両方満たしている投資信託が購入対象と言えるでしょう。
そして、良い投資信託の選び方ですが、
基本的に中長期にわたって
成績を出している（上昇トレンドを形成している）商品が良いです。
長期にわたって利益が出ている商品は、
将来も同様に利益が出せる可能性が高いです。
ここで、先週のメールマガジンを読んでいる方で
疑問に感じる方もいるかもしれません。
直近1年のリターンランキングと何が違うの？ということです。
全然違いますからね！
直近1年のリターンランキングは、急騰しすぎなんです。
翌年以降も同様の高いリターンが得られる可能性は低いのです。
そうではなく、長期にわたって
安定的に資産を増やせる商品が良いんです。
直近1年のリターンランキングに乗ってくる必要はなく、
地道に何年間も資産を増やしている商品が良いです。
そして、最後に手数料と分配金ですが、
手数料はなるべく安いものを選んでください。
証券会社の商品によっては、
初年度手数料（購入手数料＋信託報酬）がべらぼうに高い商品があります。
手数料が5％超えのぼったくりみたいな商品があり、
そういう商品は絶対に手を出さないほうが良いです。
今は、ノーロード商品も充実してきているので、
そういう商品を選んだほうが良いでしょう。
そして、分配金については、投資前提ならば、
分配金再投資にしてください。
投資信託の中には、利益よりも分配金のほうが高い、
タコ足配当の投資信託が存在します。
そういう商品はただただ自分の資産を目減りさせて、
分配金をうけとるだけなので、全く意味ないです。
分配金は基本的に再投資にして、複利で資産を増やすべきでしょう。
以上が、良い投資信託の選び方です。
投資信託は、初心者向けと銘をうってはいますが、
別に初心者向けではないように思います。
知識の少ない投資家から、
手数料をかもる証券会社の罠もあります。
すべての投資信託がそうというわけではなく、
良い商品も当然あるものの、
証券会社が強く勧めてくるものに限って、
手数料獲得目的の良くない商品なんですよね。
あとは、直近リターンがとっても高くて、
売りやすい商品とか。
そんなの買っても、儲かる可能性は低いですよね。。。
ー田村祐一
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田村 祐一
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