〇〇の急落は、良い銘柄を安く仕込むチャンス!?【田村祐一】



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2月末から3月中旬にかけては、3月決算企業の
株主優待取りや配当権利取りのための
個人投資家の売買が活発になります。

配当が高い銘柄や優待が魅力的な銘柄に
個人投資家の注目が集まります。

そんな中、少し気になるニュースが最近あり、、、

「東京瓦斯(9531)」の株主還元方針の変更に関するお知らせ

です。

総還元性向を現状の5割から4割に引き下げるという
株主還元方針の変更を2月22日発表しました。

その発表を受けて、22日の株価は6%以上下落しました。

東京ガスは、好配当インフラ銘柄として知られており、
個人投資家の方で保有している人も多い銘柄でしょう。

その株主還元策に厚い好配当銘柄が
総還元性向を下げると言われたら、確かにショックですよね。

ただし、この字面だけでなく、詳細を確認すると、
違った側面が見えてきます。

たしかに、総還元性向は下げるものの、
今期の配当予想は前年と同額です。

総還元性向は下がったのに、前年と同額の配当が配られるのは、
単純に業績が好調だからです。

直近のエネルギー価格の高騰によって、
私たちの電気代やガス代が上がっていますが、

同社も便乗値上げしたことで(言い方に語弊があるかもですが、、、)
利益をしっかりと確保しています。

今期は約7期ぶりの過去最高益を更新見込みであり、
業績は絶好調と言って差し支えないでしょう。

エネルギー価格の高騰は当面続く可能性が高く、
同社の業績も引き続き手堅く推移する可能性が高いでしょう。

よって、総還元性向は下げたものの、
業績が伸びていることで、配当は下がらないというカラクリです。

正直、今回の株価の急落は「総還元性向を下げる」という
字面に踊らされている印象が強い
ですね。

私自身、せっかく儲かっていて今期の配当は期待できそうだと思っていたのに、
急に配当性向を下げられたら、気分的には良くはないと思います。

しかし、感情面ではなく、理で考えると、
今回の発表はそこまで悪いニュースではないと思います。

PERは約4.5倍、PBRも約0.8倍と割安で、
安定した配当が期待できると言う意味では同社の価値は変わりません。

そう考えると、今回の急落は、
良い銘柄を安く仕込むチャンスともいえるのではないでしょうか。

インフラ系企業は、少し悪いことが起こると、
他の一般企業と比較して叩かれる傾向が強いです。

自分の生活に直結している企業の不祥事は、
いつも以上に怒りを買いやすいのでしょうか。

正直、今回の東京ガスの急落は下がりすぎの印象が強いですね。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。