今回の決算は難しい?



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From:田村祐一

中間決算発表がドンドン出てきており、
内容的には非常に良い決算が出てきていますね。

ただし、今年の中間決算は例年とは異なり、
良い決算を出してもそのまま上昇につながらない
ケースが少なからず出てきているようです。

いわゆる「材料出尽くし」とか
「市場予測を下回り利益確定売り」とかってやつですね。

ホンダ(7267)は11月9日に中間決算を発表し、
通期の純利益が前年比+43%に業績予想を上方修正しました。

しかし、その上方修正幅が市場予想を下回ったことで、
翌日10日の株価は急落しました。

また、ソニー(6758)についても今期純利益の上方修正を行いましたが、
市場予想に届かなかったとして調整しています。

ホンダやソニーに限らず好決算や上方修正を発表しても
それが必ずしも株価上昇につながらない銘柄が散見されます。

これは、2020年コロナ禍以降の相場ではあまり見られず、
好決算が出れば素直に株価が上昇していただけに、

改めてアフターコロナの相場だなーという印象を受けます。

今回の決算を自分なりに分析してみると、
大半の企業が前年比で増収増益になっています。

二桁増収増益の銘柄がゴロゴロいて、
市場参加者の業績に対する期待がかなり高いと思います。

特に大企業については、アナリストが詳しく調べており、
業績予想もかなり精度が高いものが流通していることもあり、

会社予想よりもアナリスト予想のほうが大事にされています。

増収増益でもアナリスト予想を下回っていれば
その段階で期待外れとして売られている感じですね。

今年の相場は例年までのように素直に好決算に反応するのではなく、
好決算でも特に好決算を出しだ銘柄だけに資金が集まっている感じですね。

大企業は市場参加者の見る目が厳しいので、
正直手を出しにくい感じになっていますね。

むしろ、市場参加者が注目していない銘柄や、
アナリストレポートでカバーされていないような銘柄の

増収増益は素直に株価上昇につながっていますね。

そして、多くが期待しているだけに、好決算ではなく、
見通し通りの決算や、ましては下方修正を出すと、、、
株価は当然急落しちゃいますね。

今期の決算は例年と比較すると難易度がすこぶる高いですね。

とりあえず、自分は中小型株で好決算銘柄に絞って、
年末に向けた投資を少し考えていこうと思います。

田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。