カンタン!四季報を読み解く3つのポイント



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From:田村祐一

先週13日(金)に四季報2020年新春号が発売されました。

今週は忘年会シーズンということもあり、
何かと飲み会が多く、じっくり見る時間もなく、、、

あんまり見れていないというのが実情です(泣
ようやく今週からは少し空きができたので、

四季報をゆっくり読んでいこうと思っているところです。
私にとって、四季報は小説みたいなもので、
喜怒哀楽が詰まった面白い本という認識です。

これを言うと、大半の人に、気持ち悪がられるのですが、、、

 

今日は、簡単な四季報の見方についてお話したいと思います。

 


「会社四季報」とは、東洋経済新報社が発行している
上場企業の売上や利益、財務情報などを記載した書籍です。

 

会社四季報に慣れていない方にとっては、
文字と数字がぎっしり書かれていて、
読むことが「とても苦痛な書籍」と言えるでしょう。

実際、私も投資を始めたばかりの頃は、
会社四季報を読むことがとても苦痛で仕方がありませんでした。

もう、小さい字と小さい数字のオンパレードで、

「辞書」のような「研究論文」を読んでいるような、

そんな陰鬱とした印象しか持っていませんでした。


しかし、この会社四季報が読めるようになった今では、
会社四季報の発売時期が近づくと、とてもワクワクするのです。

信じられないかもしれませんが、
いろいろな会社の情報を見ているだけで、楽しいです。

こんなこと書いていると、変な目で見られることは承知しています。


そこで今回は会社四季報にまだ見慣れていないで、

見ることが苦痛に感じる方向けに
会社四季報を見る簡単なポイントをお伝えします。

まずは以下の3つのポイントを意識して
見ることから始めて見てください。


 ●コメント
 ●矢印
 ●来期予想

まず、はじめに見て頂きたいポイントは「コメント」です。


会社名などが書かれている欄の横に記載されているコメント欄を読んでください。

このコメントは、その企業の担当者が取材を通じて得た
情報や感想を簡潔にまとめている箇所です。

文章は短いものの、担当者が取材で得て、

読者に一番伝えたいことを書いていますので、
必ず読み、内容を良く理解して頂きたいポイントと言えます。


このコメントを読むだけでも、
その企業の動向を把握できますので、必ず読むようにしましょう!

なお、業績良い企業だけではなく、業績が悪い企業とかの
コメントを読むのも面白いですよ。


「もうそれ、悪口でしょ(笑)」みたいな
コメントがかかれていたりします。

あとは、書くことがなさ過ぎて、
ヘンテコな情報が記載されている銘柄もあったり。

約3700社の中から珍コメントを見つけると、
非常に心が躍りますね。

次に見て頂きたいポイントが「矢印」です。

会社四季報の欄外に矢印が表示され、
その下には「増額」、「前号並み」などと書かれています。

ぜひ、この「会社四季報の欄外に表示されている矢印」を見てください。

実は、「矢印」は以下の5種類あります。

 ・『↑↑』:大幅増額
 ・『↑』 :増 額
 ・『→』 :前号並み
 ・『↓』 :減 額
 ・『↓↓』:大幅減額

「営業利益」が増えたかどうかを一目で確認できる矢印です。

具体的には営業利益の増減額の割合に応じて
以下のように分類されて表記されています。

 ・大幅増額:30%以上の増額
 ・増 額 :5%以上30%未満の増額
 ・前号並み:5%未満の増額・減額
 ・減 額 :5%以上30%未満の減額
 ・大幅減額:30%以上の減額

以上のことから、簡単に好調な企業を見つけたいようでしたら、
「大幅増額」や「増額」と表記されている企業を中心に調査すると良いでしょう。

そして、最後に「来期予想」です。
各企業の欄の左下に【業績】と書かれた欄があります。

この業績の欄でグレーで囲まれた箇所が

「今期予想の業績数値」と「来期予想の業績数値」です。

このうちまずは、「来期予想の業績数値」を見てください。

先ほど説明した「矢印」は今期予想の営業利益が

会社四季報の前号と比較してどの程度増減しているかを示した矢印です。


今期の営業利益が一時的な要因で、
前号と比較して5%以上増加しているだけでも、

「増額」または「大幅増額」と表示されます。
仮に来期業績が今期よりも悪化していても

「増額」または「大幅増額」と表示されていることがあるのです。

以上のような状況を避けるために、来期予想の業績数値を確認し、

売上と利益が今期よりも更に伸びている会社を見つけるようにした方が良いでしょう。
 
このように今期よりも伸びている会社を見つけるだけで、
これから成長する成長企業を見つけることが出来るでしょう。

以上が会社四季報にまだ見慣れていない方でも
簡単に会社四季報を読み、良い企業を見つけ出す3つのポイントです。

3つポイントを押さえておけば、
ある程度簡単に良い銘柄を見つけることができますよ。

そして、最後に四季報を読む上での重要な心構えとして、
無理してすべてを読み込もうとしないでください。

正直約3700社をいちいち真面目に見ていたら、
頭がパンクしてしまいます。

だから、かるーい気持ちで流し読みしましょう。
流し読みする中で、たまに「おっ!?」と思うような
銘柄が出てきたりするんです。

私は、基本四季報を見るときには、
晩酌をしながら、適当に流し読みしてます。


しかも、読み始めるページは、
いつも適当に開いたページから読み始めます。
そんな程度でいいのです。

こんな適当でも、意外に毎回1、2銘柄は
キラリと光る銘柄を見つけることができるんです。

だから、まずは適当な気持ちで読み始めてみ下さい。


年末年始はTVが特番で面白い番組が多いですが、
その余暇を、少し四季報にも回してあげてください。

少しでも読まないと、会社四季報という名の
2300円もするただの重しになってしまいますよ(笑


ー田村祐一
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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。