私もこれから自信を持って投資ができそうです!

斉藤正章
本日は、この「システムトレードの達人」を、森下さんに差し上げますので、ご自宅で検証を楽しんで下さい。そのときですが、これまで読んだ投資の本のルールを、この「システムトレードの達人」で検証してみて下さい。特に、昔の本も検証してみると面白ですよ。昔は、今のように検証できない時代のためか、検証してみると意外と、いい加減なことが書いてある場合が多いです。あるテクニカル指標で、この状態になったら売り、買いと書かれているのですが、検証してみると全く儲かる兆しが見えないものもあります。初心者の頃は、どうしても本に書いてあること等を鵜呑みにしてしまいますよね。私も初心者の頃そういったことがありましたので、その気持ちは非常に分かります。しかし、その鵜呑みにしたものが実は、データに基づくと信じがたい結果にあることも数多くあるのです。そういう意味では、システムトレードは、世の中で言われていることの真偽を確かめるためにも活用できます。このようなことでも、システムトレードは魅力的なのですね。
森下千里さん
森下千里
そうなのですね。その話は、興味深いですし、面白い話ですね。これまでのお話を伺っていると、私の中でシステムトレードは、時代背景を反映して調べられるのが非常に良いと思いました。例えば、日経平均を加味してくれるところです。これは、非常に良いと思いました。
斉藤正章
そうですね。それは非常に良い点かもしれませんね。例えば、「システムトレードの達人」では、日経平均がどのような状況かを選択することもできます。「銘柄をフィルター」にして、設定することができます。

下落トレンドでサブプライムショックのようなときは買わないという設定も可能です。反対に上昇トレンドのときしか買わないという設定も可能です。もちろん日経平均以外でも、銘柄コードをすれば、特定の銘柄をフィルターとして使うことも可能です。工夫次第で、本当に様々な条件が設定できます。
森下千里
そうですか。ここまで来ると、今、保有している銘柄は検証したくないですね。悪い方が頭をよぎって、怖いです。
斉藤正章
そうですね。多かれ少なかれ、これまでの勘で投資していたときと方法が違うので、怖いかもしれませんね。しかしながら、この「システムトレードの達人」のようなもので検証を始めると、自分が今まで勘で売買していたことが反対に恐怖に感じるかもしれません。少なくとも、私は勘で投資することはもうできません。データなしに投資することが怖いですね。是非、森下さんもシステムトレードを試してみて下さい。そして、この「システムトレードの達人」で遊んでみて下さい。これまでとは違う投資の感覚が味わえると思います。
森下千里
はい。ぜひやります!しかし、ちょっと怖いですね。
斉藤正章
ここで少し私の話をしましょう。私は、システムトレードで何年も売買を続けています。その中で、一時的な運用資産の減少があり精神的に嫌な気分になるときがあります。その期間は数カ月になるときもあります。しかし、毎年資金を倍にするような売買ルールの場合、それ相当なリスクを取らないとリターンはありません。だから、精神的には少々辛くても必要なことなのです。皆さん、このような高いリターンを求めた、高いリスクの売買ルールを運用しようとしますが、精神的に参ってしまうことがあり、なかなか現実に運用し、継続することが難しいようです。つまり、大きく儲かる売買ルールは、作成するもの難しいですし、運用・継続することも難しいということですね。
森下千里
なるほど。当然ですが、リターンを得るには、それ相当のリスクが必要なのですね。今は年利の話ですが、これを、もっと短い期間で検証することも可能なのでしょうか?
斉藤正章
はい、それは可能です。1ヶ月単位の短期間でも、数年の年単位でもどちらでも検証することが可能です。
森下千里
つまり、「システムトレードの達人」は、投資スタイルに問わず対応しているのですね。
斉藤正章
業績データは持ち合わせていませんが、様々なテクニカル指標は取り揃えています。株価の動き、年数、レバレッジ、現物取引など自由に設定できます。そして、基本的には見たまま使用できるように設計しましたので、マニュアルを見なくても、マウスをカチカチしていれば自然と「システムトレードの達人」を使用することができます。
森下千里
確かに、分かりやすいです。本当に、そう思います。
斉藤正章
ありがとうございます。ただし、あえて言えば、売買ルールの改良は経験が必要なため、少々、難しいかもしれません。しかし、検証結果を保存し、何回も何回も数字を調整して検証を繰り返すことで売買ルールの改善をすることができます。

システムトレードを始めた当初は、良い売買ルールが明確に書いているものを実際に入力してみるとことから始めると良いでしょう。その後、自分の資金状況や好みに合わせていくと、自分のオリジナルの法則(売買ルール)に改良が進むかと思います。
森下千里
「システムトレード」や「検証」というと、何か難しいという気がしていましたが、今日お話を伺ってイメージが変わりました。
斉藤正章
確かに、始めは難しそうですね。検証を本当にやろうとすると、チャートを見て、昔の人のように相場帳を付けなければなりません。しかし、今であれば、「システムトレードの達人」のようなソフトを使用すれば、一瞬とは言いませんが、わずか10~20分で検証ができてしまいます。そして結果的に、検証の裏付けがある売買方法と、勘で売買している人では長期的に見て差が出てきてしまうことは、これまでの話から一目瞭然かと思います。もちろん、システムトレードをせずに、儲かっている人もいます。ただし、それは本当に一握りですね。
森下千里
システムトレードをマスターしたら、胸張って売買ができそうですね。
斉藤正章
そうですね、安心感が違いますよね。自分で検証していますので、成績の動きがある程度予測が付きます。しかし、有名投資家やアナリストの予想は、自分ではありませんので、儲かっても損しても、その理由が明確でないのですよね。
森下千里
そうですね。しかも、人のこと鵜呑みにしても儲かることはほとんどないのですよね。
斉藤正章
そう、そこで注意なのが「長期」で見ることなのです。人からの情報ですと、根拠が不明確なので長期視点ではなく、短期視点になってしまします。反対に、システムトレードでは、自分で根拠が分かっていますので長期の視点に立てます。例えば、事前に検証していますので、1~2ヶ月くらいの間、損をしてしまうことも把握できています。ただし、長期の視点で見れば、後々、利益になる期待が高いので、短期的に損をしても、トータルでは、利益が出る期待値が高いという安心感につながります。
森下千里
安心しながら利益を出せるというのは、夢みたいな話ですね。今日は、そのような貴重なお話をありがとうございます。この一日体験で、私もシステムトレーダーの仲間入りですね!

システムトレードが、こんなに簡単で、楽しく、安心できる投資方法とは全く知りませんでした。そして、何よりも投資を純粋に楽しむ斉藤正章さんの姿が忘れられません。

森下千里さんとシステムトレーダー斉藤正章さん
森下千里
本日は、著名システムトレーダーであり、「システムトレードの達人」の開発者である斉藤正章さんとお会いして衝撃を受けました。システムトレードという投資手法はもちろんのこと、斉藤正章さんの姿に驚きました。私もその一人ですが個人投資家というと、日々何かに追われている姿が思い浮かびます。ニュースに耳を傾け、チャートの動きに注目し、ときには仕事が手に付かないくらい気になるときもあります。しかし、斉藤正章さんは全く違いました。何よりも「投資を楽しんでいる」という印象を受けました。投資で儲けたいという気持ちよりも、ここでいう利益の法則(売買ルール)を純粋に発見するのを楽しんでいるように見えました。そのような斉藤正章さんですから、開発した「システムトレードの達人」も、そのような「楽しさ」を感じるものでした。また、この「システムトレードの達人」は、まるで子供の頃の斉藤正章さんが欲しくても手に入らなかったおもちゃを、ご自身で楽しみながら開発しているように見えました。本日は、投資手法はもちろんのこと、「投資を純粋に楽しむ」という気持ちに気づかされた一日でした。これからは、私も、「勘」ではなく、根拠を持って投資を楽しみたいと思います。斉藤正章さん、本日はありがとうございました。
プロフィール
森下千里
森下千里もりした ちさと
1981年愛知県生まれ。
雑誌やバラエティー番組、舞台などひっぱりだこの人気タレント。
趣味はカレー作り、お菓子作り、ゴルフ、ゲーム、株!
昨年ファイナンシャルプランナー3級、マネーマネジメント1級取得。
現在カレー店『芸能人 カレー部』を各地で営業中!http://www.currybu.jp/
オフィシャルブログ:
http://ameblo.jp/morishitachisato/
斉藤正章
斉藤正章さいとう まさあき
1975年東京生まれ。
デザイン系専門学校を卒業後、システム開発会社に就職。プログラマー兼システムエンジニアとして8年間勤務。
2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2006年に1億円を達成した後も安定した運用を続けている。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分ける。
著書に『株 勝率80%の逆張りシステムトレード術』『斉藤正章の株 両立80%の逆張りシステムトレード実践テクニック』(日本実業出版社)がある。
西村剛
西村剛にしむら つよし
財閥系運用会社にて、国内株式中小型株アナリスト兼ファンドマネジャーを経験。年間200社程度の経営者に取材を行う。
2005年フェアトレード株式会社代表取締役就任。
2009年「システムトレードの達人」を使って、株式戦略マル秘レポートを連載中。
著書に『実践 空売りトレード』(明日香出版社)がある。