株は1回あたり平均どれくらい儲かるものなのですか?

森下千里
はい、分かりづらいです。詳しく教えて下さい。
森下千里さん
斉藤正章
例えば、目をつぶって何も見ずに無作為に売買している間は、手数料分だけが引かれているということになります。この場合、手数料だけが引かれていくという意味では、期待値はわずかにマイナスくらいなのです。

具体的に期待値で言うと、株の期待値は「99%」くらいです。ただし、上手い人は「105%」くらいにすることができます。つまり、期待値が「100%」を少しでも超えているルールを繰り返せば、どんどん増えていくという理屈になります。

ゆえに、システムトレードで検証するのは、この期待値が「100%」を少しでも超えるルールを探すためなのです。検証では、ここで買い、ここで売り、というルールを設定していきます。そのことを繰り返して、期待値が少しでも上がるような法則(売買ルール)を見つけ出そうとしているのです。 仮に、期待値を「1%でも超えられるルール」を見つけて売買したとします。結果、平均すれば毎回1%資産が増えていきます。その答えを出すものがシステムトレードなのです。
森下千里
つまり・・・例えばですが、競馬ですと馬は10数頭しかいないですよね。しかし、株の銘柄は非常に多いです。その中から、これだという銘柄を選択するのは、大変苦労しますよね。しかも、選択した銘柄が「上がるか、下がるか」、そして「どれくらいの率で上がるか」と考えることが非常に難しいと思います。このようなことを考えると、株がどれくらいの確率か考えるのは非常に難しいですよね。
斉藤正章
確かに、銘柄はたくさんあります。そう考えると難しくなりますね。
森下千里
きちんと数字を確認すると、想像以上に多いですよね。そして、その中から、どれでも良いというわけでもないのですよね。本当に一苦労です。
斉藤正章
そうですね。ただし、システムトレードの場合は、銘柄数よりも、売買ルールに注目します。極端な話かもしれませんが、法則(売買ルール)に優位性があれば、銘柄関係ないのです。なぜならば、その法則(売買ルール)に合致したものを選択するだけだからです。
森下千里
しかし、その優位性のある法則(売買ルール)に該当する銘柄を探さすために検証しなければならないのですよね?あんなに多い銘柄を調べるなんて、本当に大変そうですが、できるのでしょうか?
斉藤正章
大丈夫です。全部の銘柄で検証できます。例えば、このようなこともできます。4000銘柄を対象に検証したとき、売買ルールに該当する銘柄が多数出たとします。その場合はどのような優先順位で買い付けるかを設定して検証することもできます。この「システムトレードの達人」を使うと、このように手軽に検証ができるようになります。
森下千里
そうなのですね。ということは、目の前にある「システムトレードの達人」で、今検証することができるのですか?
斉藤正章
はい、できます。では、実際に検証してみましょう。
森下千里
ぜひ、見てみたいです!
プロフィール
森下千里
森下千里もりした ちさと
1981年愛知県生まれ。
雑誌やバラエティー番組、舞台などひっぱりだこの人気タレント。
趣味はカレー作り、お菓子作り、ゴルフ、ゲーム、株!
昨年ファイナンシャルプランナー3級、マネーマネジメント1級取得。
現在カレー店『芸能人 カレー部』を各地で営業中!http://www.currybu.jp/
オフィシャルブログ:
http://ameblo.jp/morishitachisato/
斉藤正章
斉藤正章さいとう まさあき
1975年東京生まれ。
デザイン系専門学校を卒業後、システム開発会社に就職。プログラマー兼システムエンジニアとして8年間勤務。
2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2006年に1億円を達成した後も安定した運用を続けている。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分ける。
著書に『株 勝率80%の逆張りシステムトレード術』『斉藤正章の株 両立80%の逆張りシステムトレード実践テクニック』(日本実業出版社)がある。
西村剛
西村剛にしむら つよし
財閥系運用会社にて、国内株式中小型株アナリスト兼ファンドマネジャーを経験。年間200社程度の経営者に取材を行う。
2005年フェアトレード株式会社代表取締役就任。
2009年「システムトレードの達人」を使って、株式戦略マル秘レポートを連載中。
著書に『実践 空売りトレード』(明日香出版社)がある。